10月11日(火)

晴れ
満月の高く昇りて風はさみし     正子
満月とひとつの星との異郷の夜    正子
満月に襖のすべる音さやか      正子
●昨日29度位になる予報。それほど上がらず、夜には気象予報士が苦笑いを浮かべお詫びをする場面も。今日は秋晴れで暑くも寒くもナシ。
 

10月10日(月) スポーツの日

朝、雨残り、午後曇り
からすうり雨のち寒さ急なりき  正子
舞茸にしみじみ味あり茸飯    正子
菱形の形たしかに水草紅葉    正子
●10月月例ネット句会入賞発表。
●公団に散歩にでかけ、ぎんなんを一つ拾う。銀杏の木を見上げれば、葉隠れにたくさん生って熟れている。
●芒が呆け始める。芒を折ろうとして折りとれたことがない。手に何ももっていなく芒が欲しければ、穂先の部分をすっと抜く。「芒を折りとる」有名な俳句がある。これを信じて折ってみたが芒は折れない。それとも「芒を折る」は違う意味か。じっさい、蛇笏の句のように折りとってみたいものだが、はらりとおもい芒は、開いてまもない芒ではないか。折りとれるのは、茎が乾いてでもなければ、、。矛盾はあるものの、詩としては、蛇笏の句のようでなくてはならない。
をりとりてはらりとおもきすすきかな 飯田蛇笏
海鳴りのはるけき芒折りにけり     木下夕邇

10月9日(日)

月白に蓮根さくっさくと切り    正子
落花生甘藷のわきに掘り出され   正子
活けてある芒呆けて秋深む     正子
●10月月例ネット句会
●栗おこわを炊く。料理番組を見て、揚げをみじん切りにして少し入れた。栗がないところに小さく揚げがあって、味の落差が解消されている。
●秋刀魚の不漁が言われる。秋刀魚が出回り出したので、栗おこわのおかずは、秋刀魚に。スーパー1件では決め難く、2件を見て太い方の秋刀魚を買う。食べてみると脂のりが悪い。焼いている時も煙が上がることもない。脂が少ないせいか、アツアツでもない。夕方句美子が来てそれを言うと、「鯛があるから秋刀魚はもう買わなくていいよ」と。「パンが無いならお菓子を食べればいいじゃない。」と似ているような。違うのは、要は、そこまでして秋刀魚を食べなくていいということ。鯛が手ごろになり、おいしい秋刀魚が手に入りにくくなった。
●駒林神社の秋祭り。早朝5時半ごろ神社に行って見ると灯も灯っていなくて暗く、即刻帰る。昼、神輿が通り過ぎたのも気づかなく祭りは終わった。

10月8日(土)十三夜

杜の樹に提灯かかげ里祭り    正子
宵宮の杜を照らして十三夜    正子
里祭りふうせん売りの日焼けなお 正子
●今日は宵宮。午後信之先生を連れ出し駒林神社まで散歩。提灯が飾られ、神輿が2台据えられて、水ふうせんを売る人も来ていた。お茶を運びこむ人が石段を上がっていった。門前に赤い提灯で門を作って掲げられている。本殿は灯がともされ、新しい注連縄が張られている。歩いたのは往復1700歩。300m。駒林神社まで意外と近い。
●約束のスイートポテトを作るためにさつま芋を裏ごしし、味付けをして冷蔵庫に保存。明日すぐ焼けるように準備。今回は紅あずまなので、味がどうなるか。好みの分かれるところ。舟和の芋羊羹は紅あずまというのが分かっている。

10月5日(水)

かすみ目を休めて食べる青蜜柑     正子
鍋つかみを作る夜なべのキルティング  正子
翻訳に気折れをしたり露寒し      正子
●目覚めると予報通り気温が下がり、雨。生協の配達あり。おでんの材料を頼んでいたので、すぐ役立った。夜はおでん。蜜柑も頼んだが、青蜜柑ながらおいしくなっている。シトラス21という九州の生産グループの蜜柑。
●今月の月例句会は、2日が第一日曜日なので、9日が第2日曜となる。うっかりして、10月例ネット句会の案内を出すのが遅くなって、今日気づいて案内を貼りつける。今月は気を付けなければと思ってはいたのけれど。
●句美子の子供時代の俳句50句の英訳を一応終えたが、やはり、謎が深まるばかり。誰に頼まれたものでもないが、気が折れる。すこしの可能性にかけて、頑張るか、とも。ひとり気折れて、ひとり、奮起する。なにか、気が済まないものがある。

10月4日(火)

晴れ
●よく晴れる。夕べ寝る前に洗濯して干した物が、朝10時過ぎにはすっかり乾いていた。天気がよいのは今日まで。あすから曇りや雨で気温も下がる予報。
●夜、ゆうじさんから電話。句美子の句集『手袋の色』について、感想をもらう。

10月3日(月)

曇り
竹の春竹幹の色いろいろに     正子
秋草の刈られて土の道きよし    正子
からすうり遠目に熟れて垂れ下がり 正子
●今日は曇っているので、信之先生の散歩によいので近所を歩く。鯛ヶ崎まではいけなくて、近所を300mほど歩いただけ。それでも気分転換にはなったようだ。竹林の様子を見たり、からす瓜を見つけたりした。からす瓜はよく見かける。
●ノーベル賞の発表が始まる。
●句美子の句集『手袋の色』から子供時代の俳句「貝がら」の50句の英訳をラフながら終える。
●今日は少し裁縫をする。前作ったのと同じペンケースを作る。ただ裏布は先日買った小花柄を使う。

10月2日(日)

多摩川を渡る車窓に秋夕焼    正子
子を見舞う秋夕焼も暮れてきて  正子
秋祭りの物いろいろとガード下  正子
●句美子の熱が一か月ぶりに下がり安心する。スイートポテトを作って見舞に持参。鳴門金時で作ったが、水分が少ないさつま芋なので、裏ごしがなかなか大変だった。バターと黍砂糖、牛乳を切らして代わりに水少々。これが意外と美味しかったらしく友宏さんが大いに気に入る。来週はたくさん作って持って行くと約束。