9月30日(金)

曇りのち晴れ
●センター北のJA直売所に里芋やほうれん草を買いに出かけたが、今日は棚卸で休業。しかたなく、近くのロピアでピオーネ、ポンパドールでシュガードーナツ、ユザワヤで小花柄の小切れを買った。
●『たのしい世界の国』(髙橋書店)、『電気とエネルギー』(ナツメ社)が面白そうなので買う。元希用。きのうは『まんが日本の歴史7』(角川)と『算数の図鑑』(誠文堂新光社)を送った。

9月29日(金)

曇り
●家を一歩出ると、金木犀がよく匂う。近所の空き家の金木犀からいい匂いがただよってくる。空き家になってから剪定をしないせいか、急に大きな木になっている。金木犀が匂うと祭が近くなる。そういえば、先日祭りの案内の回覧板が廻って来ていた。
●焼き茄子が急に美味しくなる。子どものころから焼き茄子は大好きだったが、最近は茄子のせいか、それほど美味しいとは思わなくなっていた。秋茄子となった今朝は、すごく美味しい。焼いてすぐ氷水には入れないで、熱いところを皮を剥くのが私流。
下記でも活動しています。
*自由な投句箱
*花冠月例ネット句会
*正子の俳句掲示板(元俳句添削教室)
www.21style.jp/bbs/ kakan02

9月28日(水)

晴れ
●俳句歴を示すとき、おかしな現象が起きている。論文を書くときに、参考資料、参考文献を書かないのと同じようなことが起きている。研究論文は今たちどころに書く人だけの業績で成り立っているわけではない。先人の研究の積み重ねでできているので、根拠となる参考文献をあげなければ、いけないことになっている。中学生の作文でも参考文献はあげなければいけない。
俳歴を示すとき、自分が世話になった師や結社をとるに足らぬものとして、あるいは、社会的損得の見地から書かないケースがたくさん出てきている。その人の俳句の形成は初心のときに決まるといってよいが、師が著名でなければ書かないのだ。著名かどうかは、今はジャーナリズムによって決まっているので、本当の価値ではない。ジャーナリズに左右されて、俳句の伝統は既に失われている。
そう結論付けたのは、初心でお世話になったので、今回第3句集を出すので、原稿を読んでほしいと送ってきた人がいた。第2句集も入れてあった。そこでの俳歴にはちっともそのようなことは書かれていなかった。こういうことは、この人ひとりではない、今春出されたの句集にも見られた。十数年前の句集にも見られた。「田舎者」という単語があたる。私も田舎者で、田舎の様子を知るだけに、この単語をあてる意味はある。たしか実際「田舎者」には俳句はできないといわれていたことがある。
このことをよく踏まえて、俳句を考えなければいけない。妙なかたちで俳句を流行らせて、誰でもが俳句を作るのはよいが、人としての誠実さが失われているのにも頓着しない。今後は莫大な指導料を要求しなければ俳句の指導が成り立たなくなる。
先日亡くなったエリザベス女王を称えるのに、まず「faithful」と言う言葉が幾度となく述べられていた。日本語に訳しきれない意味があるが、忠誠とか、誠実とか正直とか言う意味がある。
安倍総理の国葬があったが、政治家に足りないのは「誠実さ」「正直さ」だと思う。

9月27日(火)

晴れ
黄揚羽の移り吸う蜜かなむぐら 正子
秋蝶の止まりて塀の上が澄み  正子
秋蝶の羽をふるわす風自在   正子
●夕方6時の歯医者の予約。帰りにスーパーに寄ると「つがる」で絞ったりんごジュース「旬つがる」が出ていた。毎年楽しみにしているりんごジュース。ことしは津軽地方大雨で林檎が被害を受けたので、ジュースができないのではと心配していたが、無事店頭にあるのをみて嬉しくなった。明日、元希に送れる。
●安倍元首相の国葬のテレビ中継。二つ疑問がある。喪主安倍昭恵となっていたので、これはどうなんだろう。テレビ局が参列した人にばかりインタビューして国葬について意見を聞いている。エモーショナルになっている人もいるが、心がこもっているとは思えない。賛成反対の分断のなかの国葬は、画面からもその雰囲気が感じられた。

9月26日(月)

晴れ
●ゆうじさんから電話。メールアドレスを報せる。
●民生委員の方が訪ねて来られた。緊急連絡先とか印刷したのもを渡して用事は5分もかからず終わった。「見守りはそのうちにお願いしますが、当分は結構です」とお断り。民生委員のかた、聞けばお年は72歳。ご苦労様です。

9月25日(日)

快晴
サティの曲の間に間に朝の虫の声 正子
●舞茸の炊き込みご飯を炊く。舞茸からもおいしい出汁がでている感じがする。
炊飯器が3合炊きなのに、うっかり3合目一杯炊いて、汁があふれてしまった。
出来上がりに特に問題なくおいしく炊けた。やっぱり、うかつだった。
●近所の民生委員の方が来られて、お宅は高齢老夫婦なので、見守り対象の家になっていますと言う話をされた。ケアプラザ、警察、町内会に情報を回しますとのこと。先日信之先生が帰れなくなったとき、警察におねがいしたら、貯金残高を警察に聞かれた。正直に言っていいものかどうかだが、つまり、金目当ての誘拐かどうかのチェック。中には見守りを拒否される人もいるとのこと。それもそうだわ。老人は大方の人がどこで死んでもいいと思ってるんじゃないのかな。明日いちにち時間がありますので、また話に来ますと言って帰られた。

9月24日(土)

雨のち曇り
●「オリーブ」No.8を水谷由美子さんより送っていただく。6月には箱根湯本に皆さんで吟行された様子。ちょうど紫陽花の時期。
作品「旧館ロビー」より
水谷由美子
紫蘇もみて不意に母の手思ひ出す
この池のどこから見るも蓮の花
大小の島影重ね広島忌
幼子の喧嘩のあとの氷水
走り書く一句紙片に秋初め
作品「遠花火」
木村晴美
きこきこと櫂こぐ音の夜釣かな
菖蒲湯や乳の匂ひの児を抱き
汗の児のまつ赤な頬と泥の足
海の日や夫の遺愛のダイバーウォッチ
一周忌修しカンナの緋色かな

9月23日(金)秋分の日

晴れ
まだ青いままの木の実の数多降る 正子
木の実降る小枝も黄葉も散り落ちて 正子
荒れ畑のほかへは行かず赤とんぼ 正子
●「自由な投句箱」昨日までの選とコメントを書き終え、一安心。今日は熱がでそうにない。
●ゆうじさんから十数年ぶりの電話。85歳で今回第三句集を出す用意をしているとのこと。第1句集『初商い』は水煙叢書にある。その後、信之先生の勧めで「万緑」に移り、「万緑」のあと今は「森の座」の同人とのこと。始めの手ほどきを信之先生にしてもらったので、第3句集を編む前に信之先生に見てもらいたいということだった。生涯で1000句残したいそうだ。芭蕉も約1000句残しているから、生涯で1000句は目安かもしれない。しかし、1000句、納得の句を残すのはかなり厳しい。ぜひ頑張ってくださいと返事。
●「竹蒸し栗羊羹」をおはぎの代わりに買う。竹皮に包んで蒸した栗羊羹で、那須名物らしいが、ほんの少し渋みを感じてつい食べてしまう蒸し羊羹。

9月22日(木)

晴れ
咲き残る葛のひと花芳しき    正子
鉦叩野道歩めば乱れ打つ     正子
もろもろの穂草の色よ畑荒れて  正子
熱が下がったと思って、パンを買いに出かけたついでに久しぶりに丘に上った。鯛が崎公園の階段を抜けて丘へ出たが、階段の途中でつらくなった。ひどく体力が落ちている。丘には赤蜻蛉が飛んで、朝顔が咲き残って、葛の花がまだ一つだけ咲いて、芒も穂が開いたばかりで、鉦叩が乱れ打ちをしている。ほんの2、30メートルの丘の道が一番秋らしい。芒と犬蓼、白みずひき、葛の花を摘んで帰った。帰ったときには、犬蓼と水引は萎れてしまった。家の千日紅と芒を活けた。葛は活けようとしたとき散ってしまった。
●夕飯はちょっと頑張って支度。鮭の柚子粕漬けを焼いて蜆汁とあと一菜とお漬物。海苔とか、佃煮とか出して。
●夕飯後また熱が38℃に。ロキソニンを飲み下がり、気になっていた「自由な投句箱」の作業を出来るところまでする。