11月16日(火)

晴れ
電気店照明器具に冬灯       正子
クリスマス絵本の光このコーナー  正子
小鳥来て桜の枝の裏がわに     正子
●病院のついでにくまざわ書店に立ち寄る。子どもの本コーナーは、クリスマス絵本であかあかと輝いている。目を瞠る。『赤毛のアン』の完訳があったので始めを読む。始めの文章は覚えているので、思い出しつつ読むと、やっぱり、lady' s eardrops が訳されていない。これを訳した本をまだ見ていない。ブラウニングの引用の詩がえらく古典的に訳されている。『赤毛のアン』の翻訳が気になる。
●ハート内科へ。甲状腺癌の経過も一緒に診てもらえるよう、伊藤病院からの紹介状を渡す。一生飲まないといけない薬なので、表参道までは遠すぎる。
医者から、「あなたはよくわかっているので、手がかからなくていい。」と言われた。手のかからない患者らしい。検査を受けて薬をもらっているぐらいの感じ。
●インフルエンザの予防注射を受けた。病院ではインフルエンザ・ワクチンと呼んでいた。

11月15日(月)

曇のち晴れ
●新しい印刷機は、パソコンとWiFiでつながる。パソンコンが不調で、WiFiがつながらないと印刷できない。きちんと整っていれば、快適に印刷できる。今日、買って初めて実用となって、手紙を印刷した。さすがにきれい。
お金が高いものは、それだけ精密なのか、少しの不具合も受け付けない。全く完璧でないと使い物にならない。比べるのもなんだが、宇宙ロケットが、微細と思える不具合で発射が延期になったりしている。これもそうなんじゃない?

11月14日(日)

●11月月例ネット句会
●昨日夕方、パソコンのトラブル。電源が落ちないので、2回バッテリーを外した。一晩寝ているうち自動修復するかもしれないと触らないようにした。
朝、電源を入れると、画面に英語がびっしり。フォニックス セキュア・コア テクノロジー なんとか。ちょっとパニックになったが、しばらくしても画面が消えないので、英語の辞書を持ち出して、意味を探った。フォニックスって何。セキュアコア技術のあいうえおって言う意味かも。ファンクションキーの操作がならべてある。F10がよさそうなので勘で押すと、自動修復画面が出てほっとした。けど、次には修復できませんでしたの画面。そして「再起動」するか、「詳細を見る」かの選択画面。再起動しても、また修復できませんでしたとなるだろうと予想して、「詳細を見る」を選ぶ。すると、いろいろ選択するのが出て、「電源を切る」が見つかった。これをクリックして電源を切った。次に電源をいれると、直っている。
今日のネット句会を来週に延ばすことを考えていたので、少しはほっとした。ところが、WiFiが繋がらない。今度はWiFiのコンセントを抜いてリセット。でも、ダメ。ガラス戸を開けたり、襖を開けたり、カーテンでさえぎらないようにといろいろやってみる。しばらくWiFiの機器の点灯を見ていたが、それが落ち着いていないのだ。がまんして待っているとようやく落ち着いた。それからWiFi が繋がった。これで今日の句会は事なきを得た。なにしろ家には相談する人がいないので、自力でやらなければならない。

11月13日(土)

快晴
●朝9時ごろ5丁目の丘へ。今朝は富士山の方角は霞んでいるが、真っ白な雪嶺の富士山が見えた。雑木に、今日はオナガはいない。鯛ヶ崎公園に下りると桜の木にチチと鳴く鳥。ちょっと見たところ四十雀に見えるが、鳴き方からコガラかもしれない。桜の葉はほとんど散ってしまって小鳥がよく見える。
●俳壇のアンソロジーの件で秀之さんに電話。昨日メールを送って返事をもらっていたが、メールだけで済ませるのも、どうかと思った次第。
●小野京子さんに返事。小学校で俳句を教えておられるとのことなので、句美子の句集『手袋の色』と、花冠No.365を送る。

11月12日(金)

晴れ
●昨日送られて来た「少年」11月号p182に「続・京子の愛唱100句「癒し」(四十一)」欄があり、髙橋正子の句に、京子さんのエッセイがつけられている。昨年8月の月例ネット句会に投句した句で、句集にもなっていないのに、よくぞ見つけて、愛唱句にしてくださったものとありがたく思う。
それを引く。
— 
立秋の風に高々雲動く  髙橋正子

 秋になると高千穂の峰が私を呼ぶ。
 昨日までの雨が上がり、青空が覗き
始めた。この機を逃しては・・と、車に
乗り込む。日之影線を進むと標高は上
がり、足下の川や道路はまるで箱庭の
ようだ。対岸の山々は陽光を浴びて光
り、何とも言えない懐かしさで迫って
くる。
 高千穂神社の大杉は樹齢八百年。木
の周りは九メートル。その横には幹が
つながる夫婦杉が並び、境内は昼でも
暗い。静寂につつまれた境内に立つと、
時が止まったかのようだ。
高千穂の峰と、高千穂神社があるところは同じだと思っていたが、地図で確かめると違う。宮崎県の北の方にあるのが、高千穂神社、南の方の日之影線にそって上ってい行くと霧島連山の一つの高千穂の峰となっている。天孫降臨の地と伝えら得る神々しいところ。句を重ねていただき、恐縮する。
小野京子さんは、長らく大分県の小学校の校長先生を務められたようだ。私より一回り上だが、お手紙の文字は若々しい。なにごとも勉強熱心なかたとお見受けした。偶然にも句美子と一緒に俳壇のアンソロジー『2021俳句の杜』に参加しておられることを知った。私の句は、去年の句なので、間柄を知っておられたとは思えない。ご縁でしょう。
『2021俳句の杜』より、小野京子さんの句。正子抄出
辻馬車の蹄軽やか里の春
天空に光溢れて木々芽吹く
浮き桟橋かすかに揺れて鳥帰る
鳥籠は針金細工春の昼
山茱萸の花に目ざむる母の里
花柄のサンダルうれし日向水
妙法の文字男等の手に燃えて
山深く入り滴りをきいてをり
ひたすらに出番待つ子ら夏帽子
竹林を抜け出してより月冴ゆる
鈴の音の谺となりて秋遍路
小鳥来る子らからの文届くごと
雪を待つ天の小窓やクリスマス
切株に残すぬくもり冬の山
インク壺冬の運河の色湛へ
日月を埋め城址の冬ざるる
(以上16句)

11月11日(木)

快晴
●見渡すかぎりの青空。富士山が見えるかもしれないと5丁目の丘へ。丘の一番急な所の屋敷林に鵯の声に混じり、ぎゅぎゅぎゅっと鳥の鳴き声。オナガかなと立ち止まる。樫の大木の上に現れた2羽の尾が長い。横を向いてくれれば羽の色がわかるんだがと思いつつ様子を見ていた。白っぽい灰色。前見たときは水色にも見えた羽だが、きょうはうすい灰色。たしかにオナガに違いない。そのうち、数羽が飛び立った。もっといるらしい。樫のとなりに栴檀の実より少し大振りの実が生っている。これを食べているのかも。思いかげずオナガに遇った。
丘が下り坂にさしかかるところから富士山が見える。頭上の快晴をよそに、富士山の方には白い雲が寄っている。富士の山頂は霞んでいるがその形がしっかり見える。帰り、葦の真っ赤な紅葉を二本荒れた畑からもらった。
●小野京子さんと言う方から俳誌「少年」11月号が送られてきた。「少年」は、稲田眸子氏主の主宰で、眸子氏には一度俳誌協会かどこかでお会いしたことがある。

11月9日(火)

えご黄葉脩先生は花を詠み     正子
雨後の陽が差しきてえごの黄葉照る 正子
二切れの大根ま昼間ふろふきに   正子
●昨日夜から降り始めた雨。今朝は本降り。
●歯医者へ。次は3か月後の2月の初め。
●きのうのこと。句美子がふるさと納税で、松山の労研萬頭と頼んでくれたのが届いた。冷凍で40個。種類様々。なんとか冷凍庫に収めた。勝山町と大街道に店があって、アルバイトの帰りなどにときどき寄ったなつかしき蒸しパン。夜学生の支援のために戦後はじめられた労研萬頭。うずら豆が一番人気だったが、今も変わらないらしい。蒸しパンの白い生地にうずら豆が点在してその豆が咬めば甘い。今朝、蒸し器で蒸して朝食にした。

11月8日(月)

晴れ
日当たりて菊の匂いの麓より    正子
菊の香の日に立ちあがる清しさよ  正子
青空に雲あり菊の香が立てり    正子
  
●2時半ごろ5丁目の丘へ。丘へ登るふもとの駅の横の畑には、小菊が日差しを浴びてよく匂っていた。小鳥はこの時間鳴かない。まだ立派な家が空き家になり、前の広い畑は雑草が生えっぱなし。一昨年までは綺麗な畑だった。おじいさんが亡くなったのだろう。落葉が坂道をからから転がる。貸し農園にも行って見たが、なんの感興も呼ばない。帰り、ブックオフに寄って帰る。
●昨日夕方のこと。句美子が来て「重かった」とリュックを下した。ふるさと納税で大洲の里芋が届いたので全部持ってきたという。5袋、4キロが冷蔵で届いたという。一袋開けて、里芋の味噌汁に。ほっくりとしておいしい。残りは一個一個キッチンペーパーに包み、それを新聞で包み、ナイロン袋に入れた。もつかどうか心配になり、今朝二袋分皮を剥いて、軽く茹でて冷凍にした。里芋は畑から掘ってすぐでないと、本当の美味しさは味わえない。
●古いプリンター処分しようと思い、ダメなことはわかっているが、もしやのこともあるので、使えるか確かめた。なんとコピーが出来た。壊れてなかったのかと続けてコピーをするが、2枚でできなくなった。やっぱり壊れている。新しいのは、句美子に夕べ設定してもらった。設定するから、里芋を料理してくれるようにと。自分の家のプリンターも壊れたとのこと。プリンターって、テロに遇ったみたいに突然壊れるねえ、と。たしかに。使ってて、急に使えなくなる。。