晴れ
朝焼けのひとときありぬ芋畑 正子
酔芙蓉白と紅とが分かつ朝 正子
露草の青の散らばる貸農園 正子
●起きたのは4時。5時ごろベランダからの空を見ると、雲がうすくばら色に染まっている。散歩のチャンス。行く方向はばら色の雲の方へと思い、外に出ると5分もしないのにばら色の雲は消えていた。すじ雲の下に灰色の雲がうっすらとかかる。5丁目の丘へ行く。軽く歩ける。脚が治っているのを実感。
●現代俳句協会に再加入の勧めに、主人に相談すると返事したものの、相談はしていない。せっかくの勧めなので。世の中点と点の結びつきと思えばとか
、ご縁とか言うものなのでとか、思ったりする。
●今朝、散歩しながら、子育ては卒業したと思いたいところだが、そうはいかないのかもと思い直した。情報にアンテナを張り続けるのいい加減いやになるが、情報はやはり、多い方がいい。ぬかってはいけない。息子が幼稚園のお迎えに遅れる私に、よく言っていた。「お母さん、油断大敵だよ。」と言いながら走って帰って来たことが何度か。
曇
●台風16号が近づく。
●現代俳句協会の事務局から電話。「花冠」の雑誌を送ってほしいと。
送付したつもりだったが、漏れていたようだ。失礼をお詫びした。俳人協会にも送り忘れているかもしれないと、「花冠No.365号7月号」の発送先を確認。
●事務局の水野さんが、電話をしてこられたのは、「角川10月号」のクローズアップに掲載された髙橋句美子の俳句を読んで注目したからという。「将来性があるとかなんとか」、「さすが主宰の家の娘さんで、」言って。彼女は、今現代俳句協会の会員。若いから残るように言っていた。信之先生と私は、自然退会の扱いとなるようにした。信之先生と私に再加入してくれるようにという依頼。信之先生は90歳という年齢なのでお断り。私は検討しますと返事。
晴れ
朝顔の蔓に枯れ色みえはじめ 正子
朝顔の紫濃ゆし咲き残り 正子
さつま芋二個の重量分けくれぬ 正子
●今日は歯医者と信之先生の薬をもらいに。
●眞子さまの結婚の話題でテレビが盛り上がっている。昭和天皇が天皇でいらっしゃったときと、今とは、天皇制の意味が違ってきているように思う。戦後すぐに生まれたものたちも、戦争がどういうものなのか、天皇がどんな役割をはたされたのか、おぼろげながらでも体のどこかで知っている。天皇制を学者の方々にしっかりとクリアに議論してもらいたいと正直思う。
●菅首相が学術会議のメンバーから加藤陽子東大教授を除外したこと、安倍元首相が森加計問題をうやむやにしたこと。この二つは、一小国民として許せない。人事権を使いすぎる、忖度を押し付ける。力がないからと思えてしまう。自民党総裁選挙が明日に迫るなか、ひとごとではあるが、ひとことでもないようでもある。
晴れ
●朝は5時前、起きるとすぐにベランダに出る。朝の空気と鉢植えの植物を見て、庭に出た気分を味わう。庭のある家に住んだときは、起きるとすぐ庭に出て、庭を歩いた。100坪余りの土地にいろんな植木や植物を植えていたから庭の仕事はいくらでもあったが、まず歩いた。今朝は本当に冷え冷えとした朝で、9月とは思えない。10年も前にイギリスに行ったとき、9月だったが、ウィンダミア湖を船でゆくと、真冬のような寒さだった。薄手のコートとマフラーでは寒すぎた。フランクフルトに行った時も7月だというのに、朝はカーディガンが欲しかった。ベルリンの夏の空高くから降る霧雨は、わびしくて、人さらいがきそうで、子どもたちを思わずわが身に引き寄せた記憶がある。今更のようにヨーロッパの夏から初秋を思う。
●玄関に積んである世界文学全集。孫がその数を数えて遊ぶだけのものになっていたが、ちょっと一番上にある本をとると、トルストイ。開けると「クロイチェル・ソナタ」が目に付く。いつか読んだような気もしたが内容は覚えていない。途中まで読んで、止めた。そういえば、前もこんな感じだった。ロシアの長距離列車内での話から始まる。その退屈さを思いつつ、退屈になっていって止める。それからが肝心な話なのだが。ベートーベンのクロイチェル・ソナタが、トルストイの小説を生み、ヤナーチェックの曲を生む。久しぶりにネットでクロイチェル・ソナタを聞く。
曇
●「角川俳句10月号」に句美子の「白靴」7句が掲載される。
曇
桃買いぬ養生食として二つ 正子
秋の街暮れゆくときの孤愁の香 正子
どこ産の秋刀魚かと聞く男の子なり 正子
●起きると小雨。すっかり気温が下がる。
●秋刀魚が不漁だということだったが、今朝のスマホニュース。昨日北海道で大漁だったと。
●ブルーベリー100gでスムージーを作ろうとして作りすぎた。飲みきれそうになく、冷凍庫でシャーベットにすることを思いついた。グラニュー糖を足す。スムージーなのでふわっとして、それほどかき混ぜなくていい。妙案。
晴れ
秋冷に山鳩ふいに鳴きはじめ 正子
秋冷に目覚めて聞こゆ荷を引く音 正子
栗の艶失われつつ店頭に 正子
●今日も30度を越えた暑さ。
●花用の棚に載せたミニミニ薔薇が良く咲く。ベランダの床に置いているミニミニ薔薇はいまいち。蒸れているのかも。直射日光がきついと思う棚の薔薇のほうが良く咲くのは、風があるせいかと。植物に風は必要。人間も暑くても風があれば、凌げる。もう少し涼しくなったら、直置きのを植え替えて棚に載せよう。
晴れ
咲きだして自ずを束に曼珠沙華 正子
純粋の赤の燃え立つ曼珠沙華 正子
表参道の裏道
噴水に水なきときや秋日和 正子
●きょうはサザエでお萩を買うことに。作れば作りすぎてしまう。ごま、黄な粉、餡、青のりひとつずつ。
●わが家の近くには図書館がない。慶大の日吉キャンパス内の協生館に、図書取次所が10月からオープンすることになった。港北図書館の本の貸し出しの取次所とのこと。移動図書館も団地に回って来るが、そんなに借りたい本はない。
●コープで青のりを注文したら、冷凍で生の青のりが届いた。こんなの注文したはずがないのに。思い出したが、小諸で水煙大会をしたときに、宿の朝食に青のりの味噌汁が出た。それ以後、食べてない。味噌汁の具にしよう。
雨のち曇り
病院へ踏みゆく芝に露深し 正子
芝露のきらきら遠くまで広場 正子
満月の夢見るごとく虹の暈 正子
●リハビリと整形外科へ。整形外科で股関節のレントゲンを撮ったら、きれいにだということで、治療は今日で終わる。多分、罅が入っていたと思う。リハビリはまだ回数を減らして続ける。
晴れ
●8年ぶりの仲秋の月が満月となった。つまり、中秋の名月。満月に暈がかかり、虹色。絵本のような満月。スマホで写真を撮ったが、月の色は写らなかった。
●今日はハート内科ろ歯医者、明日はリハビリと整形外科。完全に老人仕様の人になる。
●先日、神奈川リハビリテーション病院からの「病院ラジオ」という番組を見た。子どもから若い人、老人まで、いろんな方がリハビリに励んでおられる。事故や病気など様々な部位の障害を抱えておられが、前向きでそしていろいろ思っている。子どもたちの夢は、大きい夢の子もいるし、ごく普通の子もいて、さまざま。病院の暗さは感じなかった。こんな病院があると知った。名古屋の敬二さんも、こういうふうにリハビリに励んでおられるのかと。