8月20日(金)

晴れ
●今日も30度を超えて蒸し暑くなる。西日本は雨が止まない。甲子園は雨に降られて、延期になる試合がいくつも。
●コロナに感染した妊婦の方が、入院できなく自宅で早く生まれた赤ちゃんは死亡したニュース。ただでさえ不安な妊婦が入院できなくて、その後入院しているとは。わかっていそうなのに、できない。
●オリンピック開催の強行は、大戦の開戦と似ていると加藤陽子先生が今日の朝日で言っておられた。私は感覚的にしか捉えられないが、似ているなあとずっと思ってきた。やっぱりそうか。「インパール2020」と揶揄されているコロナ禍の現状。情けないとしか言いようがない。
●コロナの収束にこれから3年はかかるのかなあと、なんとなく思う。騒動の中に時が止まったようなこのチャンスは、なんらか生かさねば。

8月19日(木)

晴れ
薔薇の実の色づきはじめ秋暑し 正子
布袋草うす紫を日に透かし   正子
夕立の雨粒白しわが家まで   正子
●昨日昼過ぎ公団へ散歩に。風が強い。帽子が何度も飛ばされる。風の強い理由をあまり考えることなく歩いて、帰り、ぽつぽつ降り出した雨は、あっという間に大粒の夕立に。我が家を目の前にして、ずぶぬれで帰宅。すぐにお風呂にお湯を入れる。
●角川年鑑の原稿を書く。結社動向と会員の句。信之、正子の自選5句。
●郵便料金と、配達サービスの変更の案内のチラシがポストにあった。
普通郵便は、土、日、祝日は配達は休み、配達日数も一日遅くなる。その代り、速達は1割程度安くなるなど。世に連れ、ということか。
電子メールや宅急便の普及で郵便の役割も変わって来た。電子メールは原稿の締め切り日当日でも送れるのでずいぶん助かっている。これまで郵便が運んでくれた便りに人の夢や希望や失望がどれほどあったかと思う。一日遅れても郵便のもつ温かさ、あるいは冷たさは変わらない。
孫の元希は3,4歳のころ郵便さんが大好きで、門前で郵便屋さんを待っていたらしい。通り過ぎると違ったと残念がったり。幼い字で手紙をよくくれた。こちらも心がけて返事を出すようにした。書くのが苦にならないらしく、1年生の2学期の終業式では、小さい学校だが、全校生徒の前で作文を読んだらしい。郵便のおかげもあるだろう。

8月18日(水)

晴れ
●久しぶりに晴れて、午前中はすずしい。公団に萩や槿がよく咲いているので、散歩を信之先生に勧める。
●「俳壇9月号」の結社の声を読んだ感想に、「栄えある花冠の歴史」とか、「貴重な文章」というのがあって、文意が伝わったと思えた。紙幅の都合で詳しくは書けなかったが、花冠の歴史はほぼ書き尽くしたと思う。難産な文章であった。後の人には、これをよく知ってもらって参考にしてもらいと思う。
●生協の配達。青果が欠品という。青果部門にコロナの感染者が出て、消毒作業などで注文の品分けができなかったという。こんなところにも影響が。

8月17日(火)

曇、小雨
●大雨の降るところが日本中。今どこで災害が起こっているのかわからなくなる。コロナで入院させてもらえない人たちが横浜で300人を超えている。訪問診療をした医者が、30代の患者の母親に命が保障できないと言っている。これは、どういうこと。
●夕食の献立が浮かばない。ふと安泰寺の台所が浮かんだ。その日は、うどんと野菜の天ぷらだった。輪切りにした茄子をたくさん揚げていた。かぼちゃもあったような、、。お皿にはたくさん盛られていた。そうだ、精進揚げだ。
茄子、かぼちゃ、玉ねぎ、紫蘇の葉、かにかま、蓮根。あるもので済ませた。大根は買ったが、大根おろしがまたとなくおいしかった。
●横浜市長選に8人の立候補者がいる。今日のところほぼ二人に絞られているらしい。一枚の選挙ビラが郵便受けに。そこには、候補者の名前はなく、衆議院議員25年、56歳、元国防大臣と書かれている。似顔絵にもならない絵は、40代ぐらいに見える。だれか当てよ、みたいでおかしなビラだ。
菅首相が選挙応援に来たらしいが、首相が応援すればよい思うのは状況判断が甘いのでは。かえって票を逃すぞ。

8月16日(月)

曇、小雨。
萩に置くおびただしいまで雨の露 正子
山鳩の移り鳴くなり秋の雨    正子
●「おもかげをさだかにしたり白桔梗/細見綾子」(西垣脩氏の忌)
桔梗の俳句を検索していて上の句に出会った。西垣脩は、松山高ゆかりの詩人であり、俳人であるが、氏について文献や書物で調べたとしても、東京で交友関係のあった例えば、俳句では角川の編集長だった鈴木氏や沢木ご夫妻や詩人では大岡信氏などの方々がよほど氏について詳しいと思う。残された書物から知るのは限りがある。送り火の今日この句に検索トップで出会って、ぎょっとした。こちらに寄ってくれたのかとも思った。死後何年たったのだろう。志げ子夫人も亡くなられているかもしれない。西垣脩は、詩人としての評価のほうが高いかもしれないとこの頃思う。
●ネット短信379号を出す。俳壇9月号送付の案内。369号は、1月4日発信。
●急に涼しくなる。きのう夕方句美子の俳句の相談にのったあと、夜テレビの「ぽつんと一軒家」を見ていたが、寒気がするので、早々に床に就いた。毛布と布団を掛けてちょうどよく、やはり微熱。今熱が出るとコロナを疑われてまずいと思っていたら、今朝は熱が引く。多分神経の疲れ。
●句美子の俳句の原稿、信之先生に点検してもらう。よろしいとのことで、一件落着。
●整形外科へ。投薬とリハビリ。立ち上がる、座るの基本の動作がだめらしく、これが、痛みを引き起こしているので、リハビリで直している。立ったり、座ったりは人間の基本なのに、いつからこうなったんだろう。
エディロールというルビーのような骨の薬、日本中で品薄になっているから、早めに薬をもらうようにとドクターの指示。

8月15日(日)

盆休み無人のあかりの郵便局    正子
朝の卓パンに無花果添えにけり   正子
出窓打つ盆の雨音定まらず     正子
●大雨や土砂崩れの範囲が広がって関東甲信越まで。
●俳壇9月号を16名に郵送。4冊残る。
●昨日、句美子が俳句原稿を仕上げるためにきたが、信之先生、正子、句美子とそれぞれがああだ、こうだといって、まとまらない。「俳句をするといつも喧嘩になる」と言って置いて帰った。
俳句のせいで、特に、アンソロジーを出すことになって忙しすぎると言う。俳句は「無用の用」なんだが。
●おとといNHKの「こころの時代」の去年8月の再放送を見た。安泰寺のネケル無方住職の話。安泰寺は、ずいぶん有名になっているらしい。もと京都にあったが、移転して兵庫の久斗山で自給自足で、座禅を行い、修行は厳しいらしい。「天地いっぱいを生きる」を説いていたが、これは「空」のことだという。そして、「今を生きる」が大事と。外国人の僧もいる。イギリス、ドイツ、キリギス、イタリア、アメリカなど。国名を言われれば、西洋の文明国と言われる国々から来たインテリ僧たちだ。それも不思議。俳句に禅の思想があるということで、外語語俳句のブームが起こったが、今は少し違って来ているように思う。俳句が庶民的になったせいだろうが。
それはそうとして、今のご住職は女性の中村光恵師。作務をしているご住職の洋服は、私が家で着ている服と似ていると思いつつ画面を見ていた。着古して色褪せて、もはやシャツとして頼りない。私と違うのは、姿勢。僧衣では、襟元が崩れない。さすが。姿勢は精神からなのだろうけど、見習うべきかも。

8月14日(土)

小雨
鶏頭の赤き色あり盆の花    正子
黒葡萄ぎっしり露けき藍をおび 正子
ガラス窓巡るわが家に盆の雨  正子
●長崎、佐賀、福岡、広島の北部など、大雨で被害が出ている。居座る降水帯にまだ大雨が続くそうだ。妹からメールの返信。テレビで広島、広島と出るから驚くだろうが、県北がひどくて、自分たちの瀬戸内のほうは大丈夫だとのこと。
●大雨とコロナのニュースで、お盆を忘れそう。病院は逼迫している。枯渇しているとも報道。今回のオリンピックの開催は、一種の開戦の状況ではないかと思えて仕方がない。菅総理が、学術会議の6人のメンバーを外したことも、宣戦布告のようだ。6人のメンバーは、のちに加藤先生を除いて何らかのポストが用意されたとのこと。加藤先生は、お断りしたと。だからこそ、戦争をよけいに意識させる。国威発揚にも、内閣信頼にもなにもなっていない。国民はもっと深くよく考えている。

8月13日(金)

小雨
●今日から旧のお盆。涼しくなったが、大雨の予報でお墓参りどころでないところもあるだろう。九州や中国地方、富山、石川に大雨。広島もよく土砂災害がおこる。私の生家も裏からお寺に通じる道があって切り立っている。最近、水抜きの工事や周りの排水をよくしてもらったそうだが、降り続いては心配。「線状降水帯」という大雨の降るところは、いつからこう言われるようになったのか。二人の妹たちにメールを送って気を付けるようにと。
●「俳壇9月号」が20冊届く。結社の声が4ページにわたり掲載されている。スマートレターで送ることにした。発送作業は明日に。

8月12日(木)

●雨が近づく。
●オリンピックもは、見たり見なかったりしたが、ニュースで高校野球のハイライトを見る。高校野球は好きではないが、古くて新しい感じ。いつもの夏が戻った。昨日は新田が勝って、横浜が1年生のサヨナラホームランで勝った。
●文豪には鰻好きが多いと知った。漱石などはその雄たるものらしい。サザエさんの町子さんも週一は鰻を注文していたらしい。暑い時は鰻が食欲をそそる。漱石は胃で悩んでいたし、町子さんも胃腸が弱かったらしい。わが家にも胃腸が弱い人がいる。骨がない、消化によさそう、食欲がわきそう。このあたりが、うなぎ人気か。冷凍庫に鰻のかば焼きをストックしておくと、ご機嫌もよろしいようで。
●生協で折り畳み盥、ミニキャリー(28kg用)を買った。これが、念願のもの。

8月11日(水)山の日

晴れ
●昨日より暑さが落ち着く。風も収まる。明日からお盆にかけて災害級の雨の予報。
●「俳壇9月号」が届く。9月号には結社の声欄に花冠が4ページに渡って載される。いつもより早い出版。
●「灯」8月号が届く。受贈誌欄に信之先生の「九十のこれからがあり鰻食う」が掲載される。先月、「灯」の編集長さんから電話があった。前主宰の田坂清太先生も九十歳なので、元気づけるために掲載したいのだがよろしいかと。この句やけに人気がある。本人に言うとすずしい顔。