8月31日(月)


曇り。

朝顔を挿してより水きらきらす     正子
いちじくの輪切りとろんと飾られて   正子
ふうせん蔓枯れ色少し見えはじむ    正子

●夕べNHK[の古典芸能鑑賞で「翁」「那須与一語」「無布施経」を見た。久しぶりに面白かった。「翁」の千蔵は、野村真之介。少年らしさがよかった。「那須与一語」は、野村拳太郎の披き。熱演だった。「無布施経」の御坊は、野村萬、施主は野村万之丞。萬のお坊さんは、おかしみとかなしみがあって、本当によかった。施主を呼びだすのに、「万之丞殿」と、役者名で呼んだあり、お経が、はじめは朗々と「南無妙法蓮華経」であるが、あとはお経をそれらしく「にょろにょろ?」といった感じの略で、一人笑った。万之丞は、野村三兄弟の長兄らしい。野村萬三代のファンになった。

能や狂言は、劇中に没頭して見るようなことはなく、時間の流れにそいつつ我を返りつつ見ている気がした。

●昨日夕方句美子が林フルーツのケーキを土産に持ってきてくれる。いちじくがちょうどいい感じに熟れて季節だなあと思って食べた。

●秋刀魚、初物は一匹1000円の祝儀値。初物は大切に扱われるので、少し高くても買うとよいことらしい。秋の声を聞けば、すぐにでも秋刀魚を食べたい。コープに秋刀魚の焼いた冷凍があったので買い置いた。便利だからと句美子に持たせた。焼き魚の冷凍は、焼き具合がよくて忙しいときは、かなり便利。

8月30日(日)


晴れ。

●今朝悪い夢を見た。高校のようだが、学校の授業でひとりずつシャンソンを歌うことになった。みんな次々歌って、私の番に。何故か順番で「枯葉」を歌うめぐり合わせ。歌うときになって、譜面台の楽譜がめくれない。そのうち、イントロが始まったが、それでも枯葉のところがでてこない。楽譜を手にもって、さも落ち着いているように、次々進む音楽を聞いているだけ。ついに終わった。審査の先生が数人おられるが、うつむき加減にくすくす笑っている。友達はあきれて軽蔑の眼。吐き気がするほど緊張して、このことを忘れてはならないと言い聞かせているところで、目が覚めた。実際目が覚めると、吐き気がする。胃が痛む。ラジオを点けっぱなしていたので、「さくらんぼの実るころ」が聞こえた。夢うつつのとき、ラジオでシャンソンを歌っていたのだ。それにしても、この倦怠感、むなしさ。残暑の疲れかも。早く涼しくなれ。

8月29日(土)


晴れ。

●相変わらず、残暑が厳しい。朝から30度。自由な投句箱の句にも残暑の疲れが見える。しかし欠詠なく続けられ、「感嘆」の一言に尽きる。
●俳句を整理していて思うが、コメントは結局どうでもよい気がする。俳句が第一。

●環境活動家のニコルさんが亡くなる少し前、日本の悪いところはなんですか」の質問に「たくさんあるが、一番はよい人が黙っていること。」を挙げている。たしかに。

8月28日(金)


曇りのち晴れ。残暑。

●書類の整理。つまり、探し物中。8月いっぱい探しているが、家庭句会の記録が出てこない。信之先生の即物写生のいい句があったと思うのに。その句を探している。

●安倍首相が辞任を表明。森・加計、桜を見る会など不透明な印象を残したまま。森・加計問題が発覚したとき、辞任すべきだったと思う。なんの責任もとらない。世の中、もわっとして若者もジャーナリズムも含め、安倍政権寄りの印象。政権も残暑の疲れのよう。

8月27日(木)


曇りながら日が暑い。

灯を消して窓より風を夜の秋  正子
赤とんぼ近く来て飛ぶ羽音させ 正子
マンションの灯の裾虫の宿があり 正子

●ベランダ、真夏より今生い茂る。バジル、ふうせんかずら、ポーチュラカ、朝顔。
「蔓たぐり」という言葉があったが、もう死語かも。畑の蔓ものを手繰り寄せ、ひっぱって集めて、枯れたものを焼いたり、南瓜などの末成りは、子どもの遊び道具になったり。このころ畑に立つ煙は、残暑の空にうすうすと青い。そして、畑がきれいさっぱりになる。ときどきは夕立や雷が鳴る。

●美知子さんに原稿の返事。
●年鑑の自選5句の選。
●結社広告の依頼。広告、ちょっとおかしいところがあるが、同じくそのままで。名誉主宰、編集長の名前はあるが、主宰の名前が抜けている。直すように依頼したが、直らない。完全無視みたい。影響がないのでいいとする。

8月26日(水)


晴れ。

朝顔を摘みてそこにある瓶に 正子

●朝顔を摘んでテーブルに挿す。
●今日メールで送られた美知子さんの俳壇アンソロジーの原稿を、文法に気を付けて読む。明日には返事。
●年鑑の結社動向を書き終えたが、気になるところがあるので、保留。

8月25日(火)


曇。晴れ。曇り。

●5時前に目覚めると、朝焼け。風が涼しい。30分もすると、家の輪郭が固くなり普通の朝に。

●山本健吉の『ことばの歳時記』、もう少しで読み終える。ぱらぱら読みで読んでいたが、それは面白くない。秋は秋で。秋の季語「身にしむ」「高西風」はむずかしい。感覚に伝統があって移り変わりもある。風は当地の人でないとよくわからない。瀬戸内に「大西風」(おおにし)という風があるのを思い出した。「東風」も瀬戸内の風の名のようである。季語を深く理解できるような気がする本だ。俳句は、秋なら「秋」のどういう情緒、気分などをどうとらえるか、に尽きるきが

8月24日(月)


晴れ。

●夜明けは涼しい風が吹く。。昨日の処暑は暦通りだが、過ぎれば、暑さがもどる。
昨夜は虫の音が聞けるようになった。今日はごく早朝、自然教育園へ行こうかという話になった。出かけるなら8時。そういいっているうちに暑さが厳しくなりそうは気配。どちらからともなく、出かける話は消滅。

●台風8号が沖縄から東シナ海へ。

8月23日(日)


曇り。ときに雨。

●きのうの雨で、今朝は29度ぐらいに気温が下がった。しのぎやすいとは言いつつも、蒸し暑い。気温が下がったせいか、ミニバラ、ポーチュラカがよく咲く。ふうせんかずら、全然実がつかない。風船ができない。

●マンションの駐車場を赤とんぼが2匹。まだ黄色い胴。

●テレビをつけたら、兵庫県沖で剣先するめを釣っている映像が目に入った。ルアーか、重りかわからないが、どんどん釣れている。耳というのか、ひらひろしているところが、透き通って、胴が丸っこく、ぴゅっぴゅっと潮を吹きあげている。剣先するめの季節。刺し身がおいしそう。今夜は、するめではないが、いかそうめん。

●梨が幸水から豊水に変わりつつある。いつもならたっぷり食べる幸水だが、天候のせいか、ほどんど食べないうちに終わりそう。

8月22日(土)


曇。日が暮れてから雷、稲光、雨。

●夕方4時半ごろ曇っていたので、2丁目を歩く。つくつくほうしがよく鳴く。みんみん蝉は弱り気味。カレーを作る家が2件。里芋の葉がよく育っている。

●年鑑の信之先生用自選5句依頼のはがきが届く。気を使ったのだろう、余分にわたくし分も。9月11日締め切り。