12月31日(水)


快晴。気温は19℃くらいまで上がる。

大晦日の地に晴れ晴れと松の影  正子

●花冠会費を納入された方の発行所ブログに記載漏れがないか確認し、ネット短信N0.361号を発信。前回12月20日発信のNo.359号は、No.360号との訂正を入れる。

●昼ごろ、金蔵寺へ信之先生と出かける。主婦が大晦日に出かける余裕はないと言えばないが、時間のある人に合わせての大サービス。金蔵寺は正月の準備はすっかり整っていた。蝋梅が蕾を付けていた。金蔵寺の帰り、喫茶店プチアントルメによって、カレーライスとコーヒーでお昼を済ませた。帰宅して、信之先生は俳句を数句したためていたが、その間、お風呂を仕立てた。老人は早めに限る。お風呂に入ってもらったので、年越しそばを準備して、仕事へ出かけた。

12月30日(月)


曇り。

産土のめぐみの七草送りくる  正子

●広島の府中の妹から、野菜と七草の内5種が送られて来る。
出雲の彩雲堂の「若草」、「花びら餅」、竿ものの「一花」、練切りなどを別便で送って来る。

●24日に投函した年賀状が宛先不十分で盛岡郵便局から帰って来た。亡くなったのかと一瞬思ったが、番地を忘れていた。昔は、そのくらいのミスでも、届いたのだが、最近はきっちりしている。期日までに出した年賀状は宛先の郵便局にもう届いて、1月1日の配達を待っているということ。

●生協に頼んでいた正月の品が届く。加賀の笹の葉にくるんだぬくずしも届いた。このお鮨は人気で重宝する。
●水仙と雪柳、菊を立花風に活ける。私たち二人の正月なら、これでいいんだけど。子どもたちが来るので、南天とチューリップも活ける。

12月28日(土)


晴れ。風あり。
寒禽の声する空の晴れ渡り  正子

●風は冷たいが、気持ち良い寒さ。
すぐ近くの5階建てマンションに高い木が10本ほど植えられた。それらに小鳥がいろいろ来て囀る。畑地近くにあるせいかもしれない。

●注連飾、鏡餅を飾る。神棚。
●おせちの買い物。
慈姑。蓮根、里芋、人参、筍、絹莢、蕪、蒟蒻。
蒲鉾、栗甘露煮、鰊昆布巻、寒天、鰹節(数の子用)。
賀茂鶴、シャブリ。
●正月花を買う。南天、雪柳、水仙、チューリップ。
●黒豆、田作を作る。

12月27日(金)


曇り。風が強い。低気圧が近づいているせいらしい。

歳晩の強く吹く風どっちから   正子
注連飾り風にかるがる持ち上がる 正子
門松の縄きりきりと巻かれたり  正子
セロファンに包みて売られ実南天 正子
南天の実の赤日本の赤の色    正子

●パンジーとストックを植える。

●角川俳句の花冠結社広告をよくみたら、年鑑には主宰高橋正子とあるのに、1月号はそれが落ちて、名誉主宰高橋信之となっている。はてな?なのだ。皮肉って深読みも面白いが、そこは素直に角川に電話して事情を聞いてみよう。

12月26日(木)


曇り。

病棟の灯ともすころやクリスマス      正子
スカイツリークリスマスカラーに立ち上がる 正子
病院を出れば師走の暮れいたり       正子

●病院へ。ホルターを外す。やはり、不整脈があるので、来年の検査までの薬10日分もらう。先発薬にしてもらう。病院を出たときは、外は日暮れてネオンがともり、車はみな、ライトをつけて忙しそう。年もいよいよ詰まるか。

12月25日(水)


曇り。
聖夜なり父母おじおば一切空に   正子
聖夜はや聖樹解かるるスーパーに  正子
聖夜の紅茶斎藤史のしのばるる   正子
クリスマス曇りてくらき部屋がよき 正子
賀状書くねずみ駆けたる判選び   正子

●Tsl1.0が使えなくなるので、Tsl1.2に変更するという。どうすればいいのかな。

●角川俳句1月号が届く。花冠の広告掲載誌。

●脈が速くなってなおらないので病院へ。ドクターが病気が二つ見つかりましたと。
一つは、心房細動なので、ホルターをつけて24時間観察に。
もう一つは、私の高血圧は、原発性アルドステロン症によるものとのこと。検査をして、それから治療をはじめるとのこと。

12月24日(火)


曇り。クリスマス・イブ

冬菫の一色煉瓦の色に合い     正子
ほおじろの鳴く木がそびえ十二月  正子
冬夕焼窓に残りるも消えやすし   正子
寝室の窓が明けたり一陽来福    正子

●年賀状を出す。期限内に出せたことは、めったにない。無地の賀状には、ねずみのゴムスタンプを押す。朱肉は落款用を使ったので、スタンプインクより少しマシ。

●外出中、今日はクリスマスイブだと気づいたけど、チキンでもないし。もちろんターキーでも。お昼をお鮨に。

12月23日(月)


晴れ。

●一陽来復。きょうから日が長くなり始める。陰から陽に代わる日という。たしかに、冬至までは気分も奈落へと落ち込んでいく感じだった。

●花冠の結社広告料(2020年分)を角川出版に送金。

●20日に出したネット短信の号数を間違えた。No.360とすべきを、No.359で発信。No.359の保存を忘れていたが、メールに残っていて気付いた。早速訂正号を出す。受け取った旨の返信も依頼する。

12月22日(日)


曇り、時々雨。冬至。
蛇口より湯が落ち打てる冬至柚子  正子
石鹸の匂いまさりぬ冬至の湯   正子
コンロ一つは冬至南瓜が煮えており 正子

●信之先生を散髪に連れ出す。寒い日で、正午過ぎ。こんな日のこんな時間は、たぶん人が来ていないだろうと思って。運よく、一人いたが間もなく終わるところだった。理髪店にはセザンヌだの、陶芸展の案内状だのが飾ってある。聞けば、女性の理髪師さんだが、美術や陶芸が好きだとのこと。六本木の国立新美術館の美術教室で予約なして教えてもらったりもしたそうだ。昔は社員寮や社宅があって、土・日は人を雇って三大の椅子をフル回転してやっていたとのこと。今も別の店が日吉駅前にあって、ご主人がやっているそうだ。この辺、社宅があったところに大型マンションが立ち並んできた。

●冬至なので南瓜を炊く。コンソメスープに厚切りベーコンと南瓜を入れて洋風に炊く。ローズマリーがあればなおよかったが、なくても。とてもおいしい。黍砂糖をほんの少し入れた。

12月21日(土)


雨のち晴れ。

初空の中へきらきら辛夷の芽   正子
初空の真青き中へ辛夷の芽    正子

●夕方4時ごろまで、低血圧でやる気なし。しかたなくストーブにあたりながら、先ごろ贈呈いただいた『世紀末ウィーン文化評論集』の「日本展」の章を再度読んだ。気になるところがある。ぼーっと読みながら、芸術家のや文学者の悩みというものがどういうもの検証しなくてはと思ったが、なにしろ、私は学者ではないし、力のおよばぬことと、思いつつ本を閉じた。こういう問題について、聞いてみたくても誰もいない現状だ。自分の世界が青い色になりそう。水の中とか、空の中にいるように。

●今日は、クリスマスプレゼントのレゴを持って息子の家に行く予定だったが、低血圧で体調がよくなく、取りやめ。事情を話すと息子と孫が車で2時前に取りに来てくれた。元希はプレゼントのお礼の手紙をしっかり書いて、折り紙で作ったクリスマスリースを持ってきてくれた。早速、玄関の内ドアに飾る。

結構長い手紙。最後に、「なにかあったら、かいてください。かいたら、すぐだれかにわたして、よんだら、すぐそのひにへんじをかいてください。」と書いてある。(「だれかにわたす」は、郵便屋さんのことか。)それで、言われるとおり、子犬柄の便箋に、返事を書いて投函しておいた。書くのがおもしろいらしい。母親が、郵便屋さんと宅急便が大好きなんだと言っていた。