7月16日(火)


朝より、細い雨。降るともなく降る。

夏菊を桶にあふらせ供花を売る   正子
釈迦仏に竜胆をはやも立ててあり  正子
竜胆の供花に薄日のとどきたり   正子
釈迦仏の石とはいえど梅雨が沁み  正子
雨だれの石を穿てり梅雨の寺    正子
マーケット一番広く桃を売る    正子
雨寒し茄子田楽の味噌たっぷり   正子
茄子むらさき水道水をよく弾き   正子
太陽の光散りたり梅雨曇り     正子
草原にぎす鳴くどちら向いて鳴く  正子

7月15日(月)海の日・新盆


曇り、時々晴れ。今日も涼しい。

●7月月例ネット句会入賞発表を済ませる。
https://blog.goo.ne.jp/kakan02d/

●7月ネット句会投句
28.蓮の実の真青に雨の降りいたり 正子
蓮の花が散り、瑞々しい青い実をつけた蓮池。静かに雨が蓮の葉を濡らし、実を濡らして青さを深めていきます。日本画を見るようです。(柳原美知子)

29.電線に尾長よく鳴き梅雨夕焼 正子
30.山鳩の声は夏山より出でず  正子

●サッカー生地の寝具が生協より届く。クレープ(日本なら縮)、リップル。サッカーとリップルは子供のころよく着た。木綿のワンピースだ。

海の日の晴れてきたるも歓喜なり   正子
降るともなく降りて明るき梅雨の街  正子
葉桜の大枝折れて地に生き生き    正子
鳥籠のごとき傘行く梅雨の街     正子
コカ・コーラ梅雨明け近き冷蔵庫に  正子
水茄子の淡きみどりがよく漬かり   正子
新じゃが芋三つ葉と揚げて二人の菜  正子
水の中の街のごとしや明るき梅雨   正子
アフリカのグレープフルーツ涼しかり 正子
梅雨灯昼間も木立の中につき     正子

7月14日(日)


雨。きのうから暑くなる予報がはずれ、今日も涼しい。23度。
梅雨に疲れた。

深夜便、。リヒャルトストラウスの「ツラットストラはかく語りき」、「マーラーの5番」がかかる。5番のアダージェットはつい聞いてしまう。今年はオーストリアと日本の交流150周年だそうだ。世紀末ウィーン展があちこちで開かれる。クリムト、3歳で死んだ息子の肖像、見たかったが、先日クリムト展は終わってしまった。

●早朝、信之先生に起こされる。金蔵寺へ蓮を見に行くからついてくるように。
蓮は、蕾さえなく、巻葉が数本水から覗いているのがおもしろいくらい。帰り、あまり寄りたくないのだが、プチ・アントルメの喫茶店により、モーニング。コーヒーを飲んで、トーストひとかけ。家に帰って朝食のし直し。

●夕方句美子が来る。晴雨兼用日傘をくれる。色は薄いピンク。薄いピンクが似合う年寄りになっているそうだ。今は、差しやすいし、丈夫、主にはもったいないので、句美子のおさがりのミントンの日傘を使っている。

●7月月例ネット句会
https://blog.goo.ne.jp/kakan02d

夏草の刈られてすぐに立看板     正子
ぎす鳴けり道より遠き草原に     正子
おおかたは狗尾草や分譲地      正子
 菊廼屋の吹寄せ
夏菓子に星と貝殻散らされし     正子
茗荷筍好きで多くを刻みけり     正子
蓮巻葉雨を素通りさせており     正子
雨だれを見たり聞いたり梅雨の寺   正子
夏寺の縁の厚木の古るままに     正子
山蟻も蟻と出会いぬ石畳       正子
カサブランカ暮らしの庭を清らかに  正子

●7月月例ネット句会ご案内<7月14日(日)午後5時投句締切>●

●7月月例ネット句会投句ご案内●
①投句:当季雑詠(夏の句)3句
②投句期間:2019年7月8日(月)午前6時~2019年7月14日(日)午後5時
③投句は、下の<コメント欄>にお書き込みください。
※どなたでも投句が許されます。

7月13日(土)


晴れ。のち曇り、霧雨。きょうから普通の夏の暑さになる予報。家の中はまだ涼しい。25.5℃

●蓮を夕方見るのもどうかと思うが、蓮見に出かけた。午後3時半ごろから箕輪町の大聖院へ信之先生と。行き、バス。帰り、ジューススタンドで桃ジュースを飲んで、日吉駅からグリーンライン。蓮は、蕾、花、散りかけ、実、といろいろ見れた。

●オンラインバンキング、昨日から16日まで休み。結構休みが多い。バンクは何をしているのか?

●明日の月例7月句会、投句が集まりかけた。

蓮の実の真青に雨の降りいたり  正子
蓮の花おおかた石に散りにけり  正子
花びらの掬う形の蓮散華     正子
蓮蕾くれないを見せよく尖り   正子
睡蓮の蕾水に色を見せ      正子
蓮池の小ささ金魚飼われたり   正子
蓮の葉に夕べの風のゆらり立ち  正子
山の木々寺にかぶさり蓮咲くよ  正子
山家なり向日葵向き向きに咲かせ 正子
山の木も向日葵の葉もみどりなす 正子

7月12日(金)


曇り。22度くらい。

英語の本を自分の背丈の倍、3メートルぐらい読むことと、精読、日本語を英語に直すこと、この二つを車の両輪のようにすれば、英語力がつくとのこと。日本語も同じかな?言語の習得にはコツがありそうだ。

こがね虫朝の湿りし土つかみ      正子
生きているとも死んでいるとも黄金虫  正子
こがね虫緑かがやき死んでおり     正子
夏霧に霞めば街は遠い街        正子
夏霧に信号灯の街深し         正子
夏草に白き雨露かぎりなし       正子
いつよりかぎす鳴く草となりいたり   正子
洗濯の水も梅雨らしやわらかし     正子
駅花壇ベゴニア花をあふれさせ     正子
ベゴニアの花ふさふさと増えにけり   正子

7月11日(木)


晴れ、けれども日は薄い。午後から雨。

●お中元にそうめんをいただく。関東のお中元の季節にかなり慣れてきたが、まだ本当にはしっくりしない。
急いでお中元を送る。

ともしたる灯も濡れ梅雨の夜の庭  正子
梅雨の灯の明るし家にだれも居ぬ  正子
鬼百合に斑点ありて顔めけり    正子
ほおずきの葉のなきものを盆供花に 正子
夏菊の開いて大きな盆の供花    正子
梅雨の日は食もつれづれうなぎ飯  正子
うましとは江戸崎南瓜戦なし    正子
長梅雨の茄子の太らずてんぷらに  正子
水茄子と茶漬けと今日も普段なり  正子
梅雨薄日ハヤブサ衛星働けり    正子

7月10日(水)


曇りのち晴れ。

●ここ数日、冷涼。こう涼しいと、ドイツとイギリスの夏を思い出す。
今朝、通勤途中の、白日傘の女性を見た。白い日傘の裏地はばらの模様があるようだ。淡淡とした涼しい夏の日差しに広げるパラソルは絵のようで、しばらく夏の日差しの透け具合を目で追い鑑賞した。

●近所の新築マンション、完成したようで、夜、通りすがると、二部屋ほど灯がともっている。

白日傘朝日の透けるすずしさは     正子
通勤の白き日傘に朝日透け       正子
夏桔梗青むらさきの丈低し       正子
夏桔梗湿りし土の色深く 正子
白猫の座る寡黙や夏桔梗        正子
鬼百合の朱に見らるるや角に来て  正子
ひまわりの黄のこんなにも透けており  正子
シェークスピアの家の夏庭ふと思い   正子
遠目かなし天人菊の咲きたれば   正子
特攻兵に捧げて天人菊の花       正子

7月9日(火)


曇り。さわやかですずしい。ドイツの夏のよう。

●2017年5月19日の高橋正子の俳句日記。著作権に触れる個所があるとgoo事務局から通知があった。それを思われる個所を削除。その個所は、唱歌「みかんの花」の歌詞の引用。作詞だれと明記している。この歌詞はずいぶん古いと思うが、著作権はいつまで?論文なら参考文献として記載すればよいはずだが。その個所を削除して、事務局に報告。それでOK。利用料を払って借りているので、gooのルールに従うが。それにしても、2年前の300万近いブログの中からの警告とは。結果を言えば、歌詞の引用がない方が、日記としてはいい。今日の朝日新聞。音楽教室の著作権利用問題。こうなると、自費出版は貴重だ。

朝土に散りし槿の花多き      正子
真向こうにいつも立ちたる花槿   正子
底紅の槿もの言うごとくあり    正子
玉ねぎを吊りて乾かす麻の紐    正子
山鳩声聞く夏山近く来て      正子
山鳩の声は夏山より出でず     正子
夏うぐいす人住む丘を縄張りに   正子
もくもくと登れば桑の実熟れており 正子
菜園の花とし大きく花南瓜     正子
よく見ればトマト房生るものばかり 正子

7月8日(月)


曇り。
●午後、信之先生の井田病院での定期健診に付き添う。行きはタクシー、帰りはバスと電車。日吉東急でうな重を買って、はやい夕食。その後、5時半から勤務へ。

●文藝年鑑の代金支払う。花冠は「はなかんむり」と読まれて「は行」の項に。訂正を願いでたはずだが。文芸的には、「はなかんむり」と読みたいのかもしれない。

●元希に送った甚平、ちょうどよかったらしい。

●初蝉を聞く。クリーニング屋に行く途中、桜大門の桜の木で蝉が鳴く。お寺の古木にも蝉。

アンテナに鳥よく鳴けり梅雨曇り 正子
葉桜の葉の重なりの寺門まで   正子
初蝉の声して誰も居ぬ寺苑    正子
蝉鳴かす葉を切られたる大古木  正子
苔むしていたる小庭やねじり花  正子
電線に尾長よく鳴き梅雨夕焼   正子
狗尾草その根あたりに虫の声   正子
長梅雨の草の底よりぎすの声   正子
梅雨寒し黄蝶の低く萩の葉に   正子
ぎすの声この世あいも変わらずに 正子