★冬鶺鴒せきれいほどの影を連れ 正子
市街地でも親しまれている鶺鴒。地面すれすれに飛ぶ姿や、早足で歩く姿が印象的です。ほっそりと小さな鶺鴒が、その「せきれいほどの影」を映しながら行く様子に、冬日和の楽しさと、生命の力を感じます。(川名ますみ)
○今日の俳句
冬晴れて登ることなき山のぞむ/川名ますみ
冬晴れに高い山が望める。その山に自分は決して登ることはできないが、その山の姿のすばらしさに、登ることはかなわないが、せめて心だけでも登ってみたい思いや憧れがある。(高橋正子)
★冬鶺鴒せきれいほどの影を連れ 正子
市街地でも親しまれている鶺鴒。地面すれすれに飛ぶ姿や、早足で歩く姿が印象的です。ほっそりと小さな鶺鴒が、その「せきれいほどの影」を映しながら行く様子に、冬日和の楽しさと、生命の力を感じます。(川名ますみ)
○今日の俳句
冬晴れて登ることなき山のぞむ/川名ますみ
冬晴れに高い山が望める。その山に自分は決して登ることはできないが、その山の姿のすばらしさに、登ることはかなわないが、せめて心だけでも登ってみたい思いや憧れがある。(高橋正子)
★鈍行のことこと芽麦を渡りいる 正子
芽麦の畑を一両か二両の鈍行列車が通る、のどかな農村の景色です。草も木も枯れ色の中に麦の芽の緑が際立ち景色を引き締めているようです。(黒谷光子)
○今日の俳句
雪吊りの縄の放射の緩びなき/黒谷光子
雪吊りの縄は、松の木の天辺から放射状にぴんと張られ、冬の日に輝いて美しい。「緩びなき」張りが、雪吊りの美しさである。(高橋正子)