3月11日(木)

晴れ
○花冠5月号の後記を書いて、ほぼ原稿が揃う。今月号より、入稿はメールで済ませることになる。表紙字は、スキャンして添付ファイルで送る。用心のため、実物も送る。

○昨日、啓一さんより、花冠3月5冊注文あり。明朝、メール便で発送。

3月10日(水)

俳句
にらの香のつんとしてくる夕餉の椀

晴れ
○花冠5月号締め切り。

○雪割り草が元気に葉を増やし、パンジーもようやく花を咲かす。細葉にらをほんの少し収穫。

○松山の俳誌「砂山」が3月号で廃刊。理由は種々のようだ。水煙より後に出た俳誌。
○第45回子規顕彰全国俳句大会の募集案内の版下が来る。5月号に載せる。

3月9日(火)

俳句
仮の世の小さき部屋の雪明り
いつ見ても雪割草のつめたかり
寝残りて春の雪降る屋根の下

雨、夕方より雪
○1月の気温となり、夕方には雪が降る。積雪2センチほど。

○兜太氏のいう「大衆性と一流性」を一人の人が持つことは、不可能。「一流性、一流」は、だれが決めるのか。これが問題。

3月8日(月)

俳句
一日を二日を経ても花満開

晴れ
○午前中、振替納税依頼の葉書を税務署宛投函。

○午前中、花冠5月号の編集など。

○午後、信之先生、鶴見川へ。8キロほど歩いたようだ。帰宅は午後6時半ごろ。

○ベランダの苺や、パンジーに元気が出てきた。

○昨夜は、俳誌協会主催の全国俳句コンクールの選をする768句の中から、30句選。その中に特選3句を含む。特選は後回しにして、30句に絞り込んだ。

3月7日(日)

俳句
備前の瓶にあふれ桜の満開に


○花冠5月号の選句。
○花冠5月号の発送用封筒を句美子が準備。
○備前の花瓶に生けた桜が本日満開。

○「女性の俳句について」(金子兜太)ーー講演録
(別冊俳句「俳句生活2009」)
俳句の持つ「芸術性と大衆性」「一流性と一般性」。この二重構造を実現できるのは、所女性ではなかろうか。
上記の講演録を読む。はじめ面白そうで、終わりは読むほどでも。女性はもともと大衆的であるから、中から選り抜かれてくれば、一流の作品が生まれる。そのとき、大衆性と一流性を備えた句が生まれる。ということらしい。女性はもともと平易だから、もともと俗っぽいから、とも読み取れる。

22年5月号投句

初桜
高橋正子

テーブルに雪割草あり雪降れる
地に生まれ蕾を固くヒアシンス
さきがけて咲く菜の花が風のまま
枝乱れ乱れ野梅の花ざかり
至るところ梅咲く村を歩きけり
梅園の花の上ゆく人のあり
行く道に桜餅あり買って行く
雛飾り今宵雛と灯を分かつ
木立より昇りしばかり春の月
雨の色やわらかなりて初桜

俳句メモ2月8日~3月7日

降る雨のことにやわらか初桜
辛夷の芽朝の空より雨伝う
雛飾り今宵雛と灯を分かつ
木立より昇りしばかり春の月
夕霞中学校の丘包み
雛飾り夜のとばりが窓を占む
梅園の花の上ゆく人のあり
「月影」と言われて梅の花あおし
梅の香の溜まるところが翳りそむ
下萌えに座れば小さき芽生えあり
よく見れば梅の花こそみずみずし
テーブルに雪割草あり雪降れる
みぞれ降る夜が明け開く桃の花
桃の枝の太かり花が咲きはじめ
行く道に桜餅あり買って行く
枝乱れみだれ野梅の花ざかり
ヒアシンス地に生まれてまだ蕾
熊笹の鳴れるとことろの梅の花
山畑の桃の蕾に色少し
落椿むきいろいろに山路なる
風に覚め雨のあとなる蕗のとう
雪割り草の葉は黒がちに濃かり
さきがけて咲く菜の花が風のまま
どの家にも影あり残る春の雪
歩けばある梅咲くところが登り口

3月6(土)

俳句
降る雨のことにやわらか初桜

雨。降っているかと思うと、上がる。上がったかと思うとまた降るという雨。

○一昨日、近所から桜の枝をもらった。花瓶に挿していたら、今日は8分咲き。山桜のようだが、もう花見気分に。

○よもぎ大福を買ってくる。この時期こそ蓬を食べたい。ようやく蓬餅らしいものに当たった。これは冷凍ものを解凍しているのだが。

○昨日帰宅すると、家は留守。午後、信之先生は、いいお天気に誘われ、鶴見川源流のほうまで行った。鶴見川は、マラソンの距離42,195Kmとほほ同じらしい。とうとう河口から源流まで歩いた。現役のとき、四国遍路をしていたが、日曜や休日を利用して、遍路をしていた。