10月16日(金)

俳句

晴れ
○ラジオ深夜便
「母を語る」の別冊を信之先生が、中山の本屋で購入。夜、読む。
新藤兼人とやなせたかしは、この人にして、この母あり。

○なぜ、中山の本屋かというと、焼きおにぎりを海苔で包んだのをもって、お茶はペットボトルを買う予定で歩きに出かけたため。

○コンテストのネット新俳句準大賞にコメントを付ける。
目覚むれば死もなつかしき若葉かな/村上伸生(愛媛)

「若葉」の目覚めるような、また、命のかがやくような美しさが
詠まれている。その意味で、季語「若葉」がよく効いている。目
覚めると外は若葉の光が溢れている。眠っていたのは、死であっ
たのか。若葉を目にして、その時間を振り返れば、死もなつかし
さをもって、新たな生を享受したよろこびがある。(高橋正子)

花冠12月号(21年)投句

浜の月
高橋正子

海の青日々に深まり柘榴の実
ザクロの実イスタンブールを想いけり
雲奥の浜の月なり虹の円
平らかな虫音が千々に月を浴ぶ
朝はまだ木犀の香のつめたかり
近づいてきて佳き音の祭笛
祭太鼓子が打つらしく軽き音
花の色みな澄みにけり鶏頭は
草を出て草へ飛びけりきりぎりす
鳥渡る異郷の空のうすぐもり

俳句メモ9月11日~10月11日

花の色みな澄み今朝の鶏頭は
冷やしおく葡萄に露の吹いており
秋夜電車の灯にみなケイタイ読む
秋芝のキャンパス少し坂の上
黄昏の一気に寄せて虫の声
虫の声鈴音のごときが地にころがり
鶏頭の立ったる土の乾ききる
ほうれん草お菜に茹でて暮れ早し
何事も思わず今夜の秋刀魚買う
秋祭りの近き空気がポストまで
新駅の広場に秋風よく通り
林檎食ぶそのあたたかき皮を剥き
黄花コスモス甍ある家を囲みける
晴れし日は桜が紅葉し始めぬ
楽隊のドリル演奏秋天へ
豆腐屋に秋日斜めに差し来たり
新豆腐すっぱと切りしを買い戻る
小さくも山椒黄葉の始まれり
秋冷に水はあたたかし手を洗う
つづれ鳴く虫音のときに高まるも
学生の頃の空なり鳥渡る
秋雨の暗渠にこぽこぽ澄みし音
秋雨の水輪澄みつつ重なり合い
座布団のごとき柿にてさわし柿
大根を刻めば老いもきらきらと
海の青日々に深まり柘榴の実
柘榴の実割ればこぼるることいつも
柘榴の実もろきガラスのごと割れぬ
雲奥に月のあること虹の円
置き始む露も虫音も銀色に
平らかな虫音も千々に月を浴ぶ
日を負うてバッタのみどりみずみずし
日のバッタ草を飛び出て草へ飛び
月の夜があければ木犀の香が流れ
朝はまだ木犀の香のつめたかり
祭笛はたと途切れぬもの書けば
祭笛佳き音なりて遠のきぬ
祭太鼓子が打つらしく弾みけり

10月14日(水)

俳句

曇り、ときどき小雨。
○コンテストの大賞、金賞の受賞者へ、「受賞に寄せて」の文と、選者にその句の選評を依頼。

○私用のPCが不調。テレビもラジオも見たり聞いたりしないし、新聞は昼間大方読んでしまうので、夜は三好達治の詩を読んでいる。思うに、短い詩がたくさんあるが、これはどういう意味なんだろう。アヒルの様子とか、カラスの様子とか、いろいろ。ハイディガーにも短歌や俳句にでもなりそうな詩がある。似たようなものだが、スケッチとでもいうのだろうか。

中学生のとき、日記のようなものを書いて提出することが課せられた。私は日常身辺のことを短い詩まがいのものにして、雨だれがどうのこうのとか、裏の樟でフクロウが鳴いたとか、ノートに書いていた。それを担任の先生(アメニモマケズ・・が好きな先生)に提出して、なんらかのコメントをいただく。こんなことをしていたのだが、これが今は俳句となっている。していることは、今も昔も大して変わらない。

○12月から、朝日ウィークリーを取ることに決めた。たぶん月額980円位だろう。クリスマスもあることだし、時々は、海外の小さいが面白い情報もないと退屈する。

10月11日(日)

俳句
祭笛はたと途切れぬもの書けば
祭笛佳き音なりて遠のきぬ
祭太鼓子が打つらしく弾みけり

晴れ
○インターネット俳句センターの<こども俳句掲示板>を今夜12時で休みとする。

○花冠12月号の選。午後3時間ほど。

○有花さんに9月無欠詠賞を送る。

○今日は本祭り。笛の音と太鼓の音が聞こえる。神輿はどうだったのか。

10月10日(土)

俳句
月の夜があければ木犀の香が流れ
朝はまだ木犀の香のつめたかり

晴れ
○コンテストの選者特選の締切。
川柳の部、こどもの部は、入賞句決定。

○月間無欠詠賞に多田有花さんが抜けていたので加える。

○秋祭りが始まる。金木犀がかおる。

台風18号通過/10月8日(木)

俳句

晴れ大風。台風18号の影響で、晴れていながら、巻き返しの大風が吹く。台風は、知多半島に上陸、日本の真ん中を北上福島を通過して三陸沖にぬける。

○花冠11月号をメール便で送る。

○9月月間賞2名、9月無欠詠賞3名。各受賞者に正子の俳句はがきを送る。

○コンテスト川柳入賞内定者にメールで連絡とる。大賞、金銀銅賞、特選7句の方。一人ダブって、計10名。

○コープに注文した書棚が届くが、発送伝票は正しいが、中身が違っていた。
運送会社に引き取らないと言ったものの、らちが明かない。一旦引き取って、コープに連絡。夕方6時前になって、あす引き取りに来るということになった。

花冠11月号発行/10月7日(水)

俳句

雨。台風18号接近中。
○花冠11月号が出来上がり、印刷所から届く。

○コンテスト一般の部陶句郎先生の特選8句が届く。

○榮太郎本舗の元祖ピーせんが届く。塩もほんのり、油っこくもない。元祖ピーせんはこの味だと思い出す。

○昨日、NTT西日本長崎支店のHPに花冠発行所が紹介されるが、楽天とおなじ文句「日本最大級のショッピングモール」と紹介される。?????
今日もう一度みると
<無料インターネット俳句雑誌。俳句コンテスト(期間限定)も実施しています
http://www.kakan.info/
となっていて、ほっ!

NTT西日本長崎支店ホームページ
 http://www.ntt-west.co.jp/nagasaki/hpitiran/itiran.htm