拉致された人の死
★無花果のつめたさもてる人の死よ 正子
自分の人生、命を、無関係な第三者に意味なく決められる、断ち切られる虚しさ。無花果も花のないのは、もしかしたら、自分の意思ではないかもしれない。本当は、華となって咲きたかった。これは、進化の、結果であって自分では、どうしょうもないことだ。拉致は罪のない人が突然、連れ去られる。自分の意思を、越える強大な力の前では、無力だということを、お句は、詠っているいるのでは、ないでしょうか。 (成川寿美代)
○今日の俳句
朝もやに濡れて社の新松子/成川寿美代
朝もやにつつまれた社の静かなたたずまい。もやに濡れて、新松子のみどりが一際さわやかに目に映る。(高橋正子)
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今日の俳句
拉致されて人の死
無花果のつめたさもてる人の死よ
自分の人生、命を、無関係な第三者に意味なく決められる、断ち切られる虚しさ。無花果も花のないのは、もしかしたら、自分の意思ではないかもしれない。本当は、華となって咲きたかった。これは、進化の、結果であって自分では、どうしょうもないことだ。拉致は罪のない人が突然、連れ去られる。自分の意思を、越える強大な力の前では、無力だということを、お句は、詠っているいるのでは、ないでしょうか。
お礼/寿美代さんへ
無花果の句に丁寧なコメントをありがとうございます。拉致された日本人の情報がテレビなどで、流されたのは、無花果の熟れるころだったと思いますが、死んだ人もいたので、かわいそうな気持ちでいっぱいでした。、