9月26日(日)

★もろこしのつめたさつまり露の冷え  正子
トウモロコシの実が立派に成長しています。手をかけてみると秋の露がいっぱいに詰まっているような冷たさを感じる収穫の朝です。焼いて食べれば一転、アツアツの秋の味覚になりますね。(河野啓一)

○今日の俳句
大豆干す丹波篠山空青し/河野啓一
丹波篠山は、大粒の丹波の黒豆でよく知られる。収穫した大豆を青空の下の干す光景は、丹波篠山を象徴する風景。「丹波篠山」の語の響きもよい。(高橋正子)

○コンテストの作品応募も大詰めに来た。投句の整理等で忙しい。

○インターネット俳句センターのアクセス数が今日、95万を越えました。950034は、27日午前1時16分のアクセス数です。

○一時半ごろ、慶応の日吉キャンパスを散策する予定で信之先生と出かける。市営地下鉄で日吉まで。慶応キャンパス出口を出るとすぐにキャンパス内に。陸上競技場を見て、まだ青い銀杏並木の坂を上り、森へ行くべく、まむし谷と呼ばれる方へ足を延ばす。テニス場などがあって、体育系の部室など施設が、広くないところにある。笹のなかから虫の音が聞こえるばかりの山路。それを下りきるとお寺の屋根が見えるので、お寺の門に回る。境内には、植物らしいものはなく、お地蔵さんが祀って、こぎれいな水色の帽子と前掛けをつけている。本堂の戸がほんの少し開いているので、賽銭箱をさがしていると、その隙間から中年の大黒さんの笑顔が見えた。線香と並んで、飴が置いてあって、「どうぞ」という。いただくほどでもないので、お寺を出て、住宅地の路地を歩く。日吉5丁目とある。新幹線が頭上近くを通る。矢上の理工学部の下を新幹線のトンネルが通っていると聞いていたので、そうなれば、矢上川も近いと思える。風の方向を頼りに、川と思えるほうへ向かう。歩いている人は誰一人いない。やがて、矢上小学校を示す看板に出会い、右手を見ると、橋を車が渡ってくるのが見える。矢上橋とある。川に出た。川を渡ると、川崎市幸区。川の右岸が川崎市、左岸が横浜市。橋を渡り川崎市側の土手を歩く。草葦、たった一本の彼岸花。クコの花、メヒシバやえのころぐさ。水は、澄んでいるが、感心したものではない。次の橋を左岸へと渡る。橋の上から川を覗くとと、鵜が二羽杭にとまってる。この川に鮎がいると看板に書いてあった。食も足りている風だった。鵜の向こうにも嘴のとがった大きい鳥がとまっている。

出発してからかなり歩いた。草が刈られた土手を歩き、土手道が交差する一本橋という橋の袂にきた。そこを右に折れ、綱島街道を目指し歩く。ゴルフクラブのレストランを通り過ぎ、コンビ二に入って、店員にこのあたりは、どこか尋ねる。一本橋から続くこの道をまっすぐ行けば綱島街道沿いのアピタというスーパーの右手に出るという。アピタは普段ときどき利用するので、今いる位置がわかる。何本も通るバスを横目にひたすら歩く。アピタに出たときは、なんだ、ここかという感じだった。駅を出て、四角四方を歩いたようだ。近くのジョナサンで休憩。クリームあんみつ、ビールとジャンボなベイクドポテトを注文。このベイクドポテトは、ミートソースとチーズ、葱がぱらぱらと載って、バターが添えてある。サツマイモほどの大きさに驚くが、あつあつで、おいしい。ジョナサンを出て、風に吹かれてながら家まで20分ほど歩いた。句帳は一度も開かずじまい。天気は、曇で風が少し、長袖シャツが心地よい気温。土手に刈り捨てられた風船かずらを土産に持ち帰り、帰宅は4時半。

◇生活する花たち「ミズギク」(尾瀬ヶ原)


コメント

  1. 河野啓一
    2010年10月5日 21:14

    御礼
    正子先生
    「大豆干す丹波篠山空青し」をきょうのはいくにおとりあげくださり、素敵な句評を頂戴しまして誠に有難うございました。弟が篠山で畑仕事をやっておりまして、低い山で囲まれた小さな盆地を訪れた子とがありますが、秋の空の青さが印象的でした。

  2. 河野啓一
    2010年10月5日 21:25

    コメント
    ★もろこしのつめたさつまり露の冷え  正子
    トウモロコシの実が立派に成長しています。手をかけてみると秋の露がいっぱいに詰まっているような冷たさを感じる収穫の朝です。焼いて食べれば一転、アツアツの秋の味覚になりますね。

  3. 高橋正子
    2010年10月8日 10:02

    お礼/啓一さんへ
    とうもろこしの句にコメントをありがとうございました。とうもろこしは、夜中に露をうけるせいか、朝早くとると、まだ冷たいですが、焼くと、あつあつの香ばしいものに変身ですね。