9月20日(火)

 阿蘇
★丈低きりんどう草に澄みてあり  正子
山裾に広がる草原に、丈の低い紫色のりんどうが咲いています。爽やかな秋風を受けながら、可憐なりんどうの花がその辺りの空気を一層澄み渡らせています。大きな景の中の、小さなりんどうへの思いがとても優しく感じられました。(藤田裕子)

○今日の俳句
ちちろ鳴く裏庭の夜の澄みてきし/藤田裕子
静かな裏庭にちちろが鳴くと、夜が澄んでくる感じがする。夜が澄んでくると、ちちろがいっそう声高く鳴く。研ぎ澄まされてゆく秋の夜である。(高橋正子)

○イギリス旅行
 日本とイギリスでは、8時間の時差があるので、チェスターのホテルを出発する午前8時は、日本では、午後4時になる。今日の予定は、ブロンテ姉妹の家があるハワース、そして湖水地方、ウィンダミア湖遊覧船にも乗る。イングランドの北方、スコットランドに近い。俳句にとっては、いい風景が見られるので、楽しみ。今回の旅のメインとなる。

 ▼ハワース:
http://taji-hm.la.coocan.jp/uk010106.html

 ▼湖水地方:
http://www.tabizora.net/travel/03_england/

◇「ウィンダミア湖」(イギリス俳句の旅)


コメント

  1. 藤田裕子
    2011年9月17日 11:28

    お礼
    正子先生、「今日の俳句」に「ちちろ鳴く」の句をお取り上げ下さいまして有難うございます。

    ★丈低きりんどう草に澄みてあり 
     山裾に広がる草原に、丈の低い紫色のりんどうが咲いています。爽やかな秋風を受けながら、可憐なりんどうの花がその辺りの空気を一層澄み渡らせています。大きな景の中の、小さなりんどうへの思いがとても優しく感じられました。