9月10日(月)

★赤とんぼいくらでもくる高さなり  正子
秋と云えば赤とんぼ。小さな存在だが、それが手の届きそうな高さに乱舞している。そこに秋たけなわの歓びを感じます。「いくらでもくる」が、作者の驚きの気持ちを含めたユニークな措辞で、印象的です。(河野啓一)

○今日の俳句
海見ゆる牧に草食む秋の馬/河野啓一
海の見える牧場。ゆったりとして草を食む馬との取り合わせに、新鮮味がある。(高橋正子)

●9月月例ネット句会。今回は、俳句αあるふぁに投稿する水の句も同時に投句。

◇生活する花たち「白むくげ・ひおうぎ・女郎花」(東京・向島百花園)


コメント