NEW9月1日(月)

晴れ
朝の餉に朝顔二輪を摘んで来し   正子
青葡萄供えて厨子のあかるかり   正子
パンと食ぶ葡萄の粒のつゆけくて  正子

●句美子の家へ。梅ジュースが出来たので持って行く用事、句美子の誕生日祝いの焼き菓子を持って行く用事、角川の俳句年鑑の原稿のことを連絡する用事。これらが主な用事なのだが、梅ジュースを持って行くのを忘れた。玄関のチャイムは鳴らさず入ることになっている。なかなか寝ない侑真くんがすぐに起きるから。今日も部屋に入るとぐっすりと気持ちよさそうに眠っている。しばらく見ていると目をこすって欠伸をしてうん?というような顔をして目を覚ました。私の顔を見ている。誰だろうかと思っているふうだが、顔を左右にふったりすると、声を出して笑ってついに完全に目を覚ましてしまった。20分しか寝ていないそうだ。なかなか楽しい子なのだが、遊び飽きると抱っこしてもらいたいらしく、悲しそうな顔をしてぐずる。抱くとすぐにこにこ。現金なというか自由なというか。

6時頃、句美子が暗くなるといけないから帰っていいというので、従う。この時間帯は通勤ラッシュ。新横浜行がきたが満員なので、後の電車に乗ることにした。5分ほどして日吉行が来たが、前の電車より混んでいる。もういいわ、とこれに乗ると徐々に降りる人が増えて座れるまでになった。日吉に着いた時は老女はさすがに疲れた。

●夜は、「リルケの俳句世界」(柴田依子著)の論文を読み直す。可なり読み込んだと思ったが、その時必要のないところを忘れていた。そして「ヴァレの四行詩」18番から数篇書き写す。


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