8月4日(木)

★野に出でて日傘の内を風が吹き  正子
真夏の暑い陽射しの中を歩く時、わずかな日蔭でも有難いもの。日傘を差せば、少しの日蔭にも風が通り抜け、涼しさが生じるから不思議ですね。(桑本栄太郎)

○今日の俳句
青蘆の風に逆らい騒ぎけり/桑本栄太郎
逞しく育った青葦は、風に抵抗して、というより、風の縦横な吹き方に騒ぐ。乱れ騒ぐ青葦と風の具合がとても魅力的。(高橋正子)

◇生活する花たち「淩霄花・朝顔・黄花コスモス」(横浜日吉本町)


コメント

  1. 桑本栄太郎
    2011年7月29日 22:50

    お例と好きな句鑑賞
    I(御礼)
    正子先生
    「青蘆の風に逆らい騒ぎけり」の句を、8月4日の今日の俳句にお選び頂き、過分なるコメントも頂戴しまして大変有難うございます。一昨日の夕方の散策の折、小さなな池を巡って帰宅しました。池の一角に視界をさえぎるほど青蘆が生え、夕風にゆっさゆっさと尊大とも思える揺れ方でした。

    (好きな句鑑賞)
    ★野に出でて日傘の内を風が吹き 正子
    気分的なものもあるかも知れませんが、真夏の暑い陽射しの中を歩く時、わずかな日蔭でも有難いもの。日傘を差せば、少しの日蔭にも風が通り抜け、涼しさが生じるから不思議ですね!。