NEW8月31日(日)

晴れ
朝顔の色が見え初め夜明けなり 正子
夏霞朝日火球となり昇る    正子
天草から心太を作る
心太うすき綠を固めたり   正子

●夜明けも蒸し暑かった。角川年鑑の原稿は依頼が来る前から予測して書いているが、美知子さんと句美子さんの自選5句の葉書きが届いてないので、気分がふさぐ。それでまだ、原稿を送っていない。

●「詩返」という語を造って、その俳句を作ろうとしているが、「詩返」としての俳句の妥当性と、詩論として成り立っているか問題。どのように論理を組み立てるかが課題としてある。8月25日と8月29日の日記に一通りは書いてはみたものの、例に示す俳句や詩、論理の抜け落ちなどを検討しなくてはいけない。いろいろあるので、頭が回らない。

●妹から今年も葡萄が届く、シャインマスカットとピオーネ。房ごとでは大きすぎるので、小房に分けて仏前に供えた。果物として葡萄は完璧。味、幹や葉、房の形。梨、柿もなかなかおいしい。最近残念なのが、新さつま芋。新さつま芋といいながら、よく太って、大きい。新さつま芋のよさは、もう育ったか、育ったかとわくわくしながら、試しに少し掘ってみようとして掘った者の未熟なもの。ずいぶん細いものや人参より少し大きいものなどが連なって出て来る。蒸かして食べると未熟でまだ青白い色をして、初心な味ながら、特別な新芋の匂い。この楽しみが全然ない。野菜全般も、酷暑のせいか、形ばかりよくて、味が悪い。こちらの味覚が鈍ったかと思うほどだ。


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