8月30日(火)

★青穂田の密なるそよぎ一面に  正子

○今日の俳句
ちちろ鳴く裏庭の夜の澄みてきし/藤田裕子
静かな裏庭にちちろが鳴くと、夜が澄んでくる感じがする。夜が澄んでくると、ちちろがいっそう声高く鳴く。研ぎ澄まされてゆく秋の夜である。(高橋正子)

◇生活する花たち「葛の花・秋桜・女郎花」(横浜四季の森公園)


コメント

  1. 藤田裕子
    2011年8月31日 23:08

    お礼
    正子先生、「今日の俳句」に「ちちろ鳴く」の句をお選びいただきまして有難うございます。

    ★青穂田の密なるそよぎ一面に 
     目の前に広がる青い稲穂の田、風がそよぐと、青い稲穂がかすかに揺れ、その揺れが一面に広がっていきます。青い風が見えてくるようなとても爽やか光景を思い浮かべました。