★稲穂田の隅にごぼごぼ水が鳴り 正子
出穂水(でほみず)の音が鳴る稲田の活気が伝わってきます。田の隅にある水栓を捻ると太いパイプから水がほとばしり、一旦水を受けた枡石の中から「ごぼごぼ」と音を立てて田に流れ、稲は水を吸って生き生きと実ります。田見回りをして水の管理に細心の注意を払っていた義父母の姿を思い出しました。(後藤あゆみ)
○今日の俳句
葛あんに透けて冬瓜薄みどり/後藤あゆみ
「葛あんに透けて」がこの句の要。冬瓜が、料理され、葛あんをかけられて、いっそう美しく、涼やかな薄みどりとなった。(高橋正子)
コメント
お礼
今日の俳句に載せていただき、ありがとうございました。
冬瓜の料理は亡き姑に教わりました。つかみどころのない味なのですが、夫が喜ぶので時々作ります。先日の鬼怒川の旅で宿の料理に葛あんのかかった冬瓜が出てきて、さすがプロの料理だけあって薄みどりが美しく印象的でした。
秋蝉の句は24日に高橋秀之さんがコメントされています。
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稲穂田の隅にごぼごぼ水が鳴り 正子
出穂水(でほみず)の音が鳴る稲田の活気が伝わってきます。田の隅にある水栓を捻ると太いパイプから水がほとばしり、一旦水を受けた枡石の中から「ごぼごぼ」と音を立てて田に流れ、稲は水を吸って生き生きと実ります。田見回りをして水の管理に細心の注意を払っていた義父母の姿を思い出しました。
お礼/あゆみさんへ
稲穂が出揃うころの田の水音には、勢いがありますね。だんだんと涼しくなって、田んぼも水音も快く聞こえます。