8月2日(水)

晴れ
拭き終えて涼しき床を足裏に   正子
暑に堪うる水ぞんぶんに濯ぎつつ 正子
青萱の国道までに責め寄りぬ   正子
●『曙光のガレ場』(野田冷峰著・俳句アトラス出版)より
露分けて南ア連山踏破せり
つまずけば呼ばるる思い秋彼岸
波照間の水平線に銀河澄む
長崎の島々灯る聖夜かな
非正規を生きてサクサク霜柱
嘉門次の拓ける穂高朧月
まんぷくの子ども食堂竹の秋
秩父路の山峡二軒袋掛
梅雨の明音戸の瀬戸は謳う海
竹筒に溢れ冷たき秋の水

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