曇り、ときどき晴れ
朝顔のみな背を向けてひらきけり 正子
朝顔の咲きみだるるや死に給う 正子
●今朝も朝顔を切って仏前に供えた。蔓が伸び放題だが、そのままにしているとどんどん咲いてくる。こうみると朝顔の季節は秋となっているのが頷ける。栄養が良ければ、土用の真っ盛りにも咲くかもしれないが、わが家では、今が盛りだ。夕方には送り火を焚かないといけないが、ベランダなので、送り火は焚かない。初盆の時は焚いたが危ない感じがしたので、止めている。誰もお参りには来なかったが、信之先生もゆっくり家でくつろいだことだろうから、よろしかろう。
●今日からWordPressのブログを使用開始。自由な投句箱を見たが、投句場所を間違えた人がいるものの、コメント欄へきちんと投句ができていて
安心した。使い方がわからないと尋ねてきた人はいない。
●新しいブログの様子を見ていないといけないので、今日は一日どこにも行かないでいた。Halidon Music のThe best of Beethoven を聞いた。Halidon で聞くのは選曲が私好みだから。ベートーベンに限らず、シューベルトも選曲が私にあっていた。
●花冠の「正子の俳句日記」や、「リルケの詩にふれて、その俳句」の創作過程が興味深いと丁寧な葉書きをいただいている。そのお礼の返事を書いた。「リルケの詩にふれて、その俳句」は、 冒険的な試みだけれど、面白いというか、作っていて楽しいので継続していく。現在は『果樹園』に付いている「ヴァレの四行詩」から俳句にしているので、その俳句を書いた。それを書くとはがきに書ききれないので封書にしたが、封書にするほどの内容ではない。どうしたものか。思いついて、この前古書で手に入れた『果樹園』は初版本で、装丁が好きなので、その写真を表紙、背表紙、見開きの3枚を撮った。そして本の感じがよく出るように編集した。二部印刷し、一部は手元に置いて飾った。とくに見開きのところが立体感があるように撮れたので、なんでうまく撮れたのだろうと、繰り返し見ている。
『マルテの手記』の第53フラグメントに組み紐の栞の話がある。これは似たものを、自分で編んで使っている。手遊みにたくさん編んでいるので、その数本を、マルテのその箇所のコピーに挟んで送った。うるさいと感じもするが、どうだろう。贈りものは、どう受け止められるか全くわからない。どんな小さいものでも贈るのは難しい。贈り物を受け取ったときの相手の気持ちは全く想像できない。
コメント