★西瓜切ってみなの心に故郷(くに)ありぬ 正子
西瓜には、誰もが大切な夏の記憶を持っています。家族で一玉の西瓜を切り分ける時、みなの心に浮かぶ「故郷」は、どの場面でしょうか。今の家族で過ごした曾ての夏休みを語ったり、或いは、一家を構える前の実家の夏座敷をふと想ったり。時に同じで、時に夫々の故郷を思いながら、切り分けた西瓜を頂く。幸せで趣深いひとときです。(川名ますみ)
○今日の俳句
車椅子とんぼの群へ触れに入る/川名ますみ
「触れに入る」がすばらしくよい。とんぼの群れに、自ら入り、とんぼと同じように交わることに純粋な喜びがある。(高橋正子)
◇生活する花たち「青葡萄」(横浜日吉本町)
コメント
お礼とコメント
正子先生、8月13日の「今日の俳句」に拙句を掲載下さいまして、ありがとうございます。触れられそうな場所でとんぼの群に出遇うなど、私の生活の中では滅多にないことですので、それを俳句に出来まして、嬉しゅうございます。日頃の句座のおかげです。あらためて感謝致します。
西瓜切ってみなの心に故郷(くに)ありぬ 正子
西瓜には、誰もが大切な夏の記憶を持っています。家族で一玉の西瓜を切り分ける時、みなの心に浮かぶ「故郷」は、どの場面でしょうか。今の家族で過ごした曾ての夏休みを語ったり、或いは、一家を構える前の実家の夏座敷をふと想ったり。時に同じで、時に夫々の故郷を思いながら、切り分けた西瓜を頂く。幸せで趣深いひとときです。
お礼/ますみさんへ
西瓜の句にコメントを、ありがとうございます。句会などで、みんなが西瓜を食べているときに、みんなの顔を見ていますと、なんだか、懐かしそうな表情で食べています。そんなときにできた句です。