8月12日(金)

★ひとつぶのつめたさうましぶどう食ぶ  正子
ぶどうは多汁で甘酸っぱく、手を濡らしつつも一粒ずつ頂けるのがまた嬉しい果実です。上五、中七を全部ひらがなにされたことで、良く冷えたぶどうを一粒ずつ、美味しく味わいながらゆとりの時間を過ごされていらっしゃる様子が窺えます。(佃 康水)

○今日の俳句
露草を今朝の客にと摘みて来る/佃 康水
まだ露草が咲いているうちの来客。すずしい露草の花を摘んで来てもてなす心。主客ともにすずやかな気持ちのひと時が過ごせそうだ。(高橋正子)

◇生活する花たち「洋種ヤマゴボウ・ミズキの実・蒲の穂」(横浜四季の森公園)


コメント

  1. 佃 康水
    2011年8月9日 14:45

    御礼・俳句鑑賞
    (御礼)高橋信之先生 正子先生
    「露草を今朝の客にと摘みて来る」の句を今日の俳句にお取上げ頂き、また大変嬉しい句評を誠に有り難うございます。露草は派手な花では有りませんが緑の葉と紫の花が可憐で水に浮かせると涼しさを醸し出し好きな花です。
    (俳句鑑賞)
    ひとつぶのつめたさうましぶどう食ぶ  正子

    ぶどうは多汁で甘酸っぱく、手を濡らしつつも一粒ずつ頂けるのがまた嬉しい果実です。上五、中七を全部ひらがなにされたことで、良く冷えたぶどうを一粒ずつ、美味しく味わいながらゆとりの時間を過ごされていらっしゃる様子が窺えます。