8月12日(月)

晴れ
秋夕焼け赤銅色を燃えたたす      正子
遠台風ここに及んで萱を吹く      正子
撫子を一本くわえ仏華の束       正子
●8月句会の入賞発表。正午過ぎにとりあえず発表。最終的には午後2時正式発表になった。
●入賞発表の原稿作るのに、少々疲れたが、お盆の精霊棚を飾り、明日のお墓参りの準備にお花を買うなどした。
●普段は、夕方6時ごろ散歩に出かけていたが、家に着くころには暗くなっている。今日は少し早めに5時半ごろ出かけた。家に着いたのは7時。夕焼けが消え、月に色がつきはじめるときで、まだ少し明るかった。
●贈呈いただいた文庫本の出版年を調べようと、大事な本を入れている本棚を探した。その本が見つかる前に『ヘルマン・ヘッセ全集5ー物語集Ⅲ』が見えた。家にヘッセがあったのだと、いまさら驚いたが、信岡先生が贈ってくださったものだった。ブルーブラックのインクのかちっとした字で、謹呈 髙橋信之様 信岡資生と書いてあって、二人は故人になったが、インクは全く色褪せていない。出版は京都の臨川書店。リンセンと読むようだ。どんな話か読み始めたが、「愛の犠牲」「恋愛」「ある青年の手紙」まで読んで、目がちらちらして3話で止めた。若い時の物語だからこんな感じなのだ。そういえば、トーマス・マンがない。どこへ行ったんだろ。古書店を家に呼んで本を整理したことが3回ある。その時かも、と思う。家に本はほどんどないのだが、まだ整理が足りない。

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