★明け易き時をラジオのミサ合唱 正子
夜明けが早くなってきた今朝、ラジオからミサの合唱曲が聞こえてきました。厳かな美しい歌声に心が洗われるようです。一日の始まりが、とても澄みきった爽やか気持ちになられたことと思います。(藤田裕子)
○今日の俳句
★この地なれば太き絹皮茄子の紺/藤田裕子
この地に住めばこそ食べられる「絹皮茄子」を絶賛する。絹のような肌理といい、太さといい、色といい、茄子として申し分ないのだ。(高橋正子)
★天が下万のきすげは我をつつむ/阿波野青畝
★夕菅は胸の高さに遠き日も/川崎展宏
★厩までユフスゲの黄のとびとびに/大野林火
★遠きほど夕菅の黄の満つる色/広瀬直人
★夕菅は實になってゐし花野かな/上野一考
★坪庭の暮れのはじめを花黄菅/本田日出登
★ゆうすげに月まだ淡くありにけり/高橋正子
「ゆうすげ」という名前に惹かれる人も多い。夏のまだ明るい夕方の空を背景に開花する黄色いの花は、人を少なからずロマンティックな想いにさせる。花の姿が野かんぞうにも似ているが、野かんぞうの赤みがかった黄色ではなく、レモンに近い黄色である。遠くまで、はかなげなレモン色のゆうすげが咲く高原は、乙女でなくとも魅惑的な風景と思う。
夕菅(ゆうすげ)は、ユリ科ワスレグサ属の種の一つ。山野などに生える。夏の夕方に開花し、翌朝にしぼむ。くっきりしたきれいなレモン色の花。香りあり。別名、黄菅(きすげ)。学名(Hemerocallis citrina var. vespertina)の由来は、Hemerocallisは、ワスレグサ属(ヘメロカリス属)、citrinaは、レモン色、vespertinaは、夕方の、西の、Hemerocallis(ヘメロカリス)は、ギリシャ語の「hemera(一日)+ callos(美)」が語源で、美しい花が一日でしぼむところから、といわれる。
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お礼
正子先生、今日の俳句に「絹皮茄子」の句をお取り上げいただきまして有難うございます。茄子のおいしい季節になってきました。今は長なすが多く見られますが、もうすぐ絹皮なすが出まわってきます。
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★明け易き時をラジオのミサ合唱
夜明けが早くなってきた今朝、ラジオからミサの合唱曲が聞こえてきました。厳かな美しい歌声に心が洗われるようです。一日の始まりが、とても澄みきった爽やか気持ちになられたことと思います。