7月5日(月)

★青田みな青嶺へ靡き吹かれける  正子
苗の丈が伸び、青田といえるほどになってきました。暑さが本格化してくるこの時期、その青い稲を靡かせて緑濃い山へと吹き抜けていく風、涼しさを感じます。(多田有花)

○今日の俳句
とりどりの浴衣の少女踏切に/多田有花
踏み切りの開くのを待っている浴衣を着た少女たち。これから、連れ立って、祭りに出かけるのであろう。涼しそうで、少女らしいかわいさがあって、大人には、幼い頃を思い出させてくれる光景である。(高橋正子)

◇生活する花たち「アガパンサス」(横浜日吉本町)


コメント

  1. 多田有花
    2010年7月2日 17:58

    お礼・コメント
    正子先生、
    「とりどりの浴衣の少女踏切に」をお取り上げいただきありがとうございます。
    姫路でこの時期開かれる「ゆかた祭り」に向かう少女たちの姿を見て詠んだ句です。

    ★青田みな青嶺へ靡き吹かれける
    苗の丈が伸び、青田といえるほどになってきました。暑さが本格化してくるこの時期、その青い稲を靡かせて緑濃い山へと吹き抜けていく風、涼しさを感じます。

  2. 高橋正子
    2010年7月4日 23:52

    お礼/有花さんへ
    青田の句にコメントをありがとうございます。
    この景色は、松山市の郊外の坊っちゃん劇場があるところの重信町の景色です。青嶺は、石鎚山に連なる山です。コメントをいただきて、よく思い出しました。