7月31日(土)

★冬瓜にさくっという音のみありぬ  正子
形といい、味といい、つかみどころのない冬瓜を「さくっという音のみありぬ」ときっぱりと詠んで、小気味良さを感じました。丸ごと1個いただくと困ります。困りますが、夏に何度かは食べたくなる不思議な味。冬瓜にはそこはかとない可笑しみもありますね。(後藤あゆみ)

○今日の俳句
水行を終えし僧侶の麻衣/後藤あゆみ
水垢離のあとの僧侶が、白であろうか、麻の衣をまとっている。ごわごわとした麻の衣が体に付かず離れずで、それも質素であって、目にもいかにも涼しそうである。心境が涼しい。(高橋正子)

○花冠9月号が印刷されて届く。月うちで届いたのは、水煙創刊以来。

◇生活する花たち「日日草」(横浜日吉本町)


コメント

  1. 後藤あゆみ
    2010年7月27日 9:39

    お礼とコメント
    今日の俳句に「水行を終えし僧侶の麻衣」を取り上げていだだき、素敵な句評をありがとうございます。
    早朝の境内で行きあう修行僧は白い質素な麻衣で、向こうから「お早うございます」と気持のよい挨拶をしてくれます。

    コメント
    「冬瓜にさくっという音のみありぬ」  
    形といい、味といい、つかみどころのない冬瓜を「さくっという音のみありぬ」ときっぱりと詠んで、小気味良さを感じました。丸ごと1個いただくと困ります。困りますが、夏に何度かは食べたくなる不思議な味。冬瓜にはそこはかとない可笑しみもありますね。

  2. 高橋正子
    2010年7月27日 10:37

    お礼/あゆみさんへ
    冬瓜の句にコメントをありがとうございました。
    冬瓜の味がないところがよいようですね。ちょっと俗ばなれした野菜ですね。