ベイ・ブリッジ
★梅雨明けの海の真上を渡りきる 正子
梅雨明けの眩しく広やかな海上、ベイ・ブリッジならではの格別の爽快感です。梅雨を抜け出た喜び、清々しく力強い盛夏の始まりを感じます。(藤田洋子)
○今日の俳句
白百合の活けられるより香の立ちぬ/藤田洋子
厳密に言えば、白百合は、活けられる前からも匂っているわけであるが、活けられ、しばらくその場にいると、清楚な姿に、香りがいっそう感じられるというのだ。(高橋正子)
○治代さんの句集原稿信之先生の指示箇所を検証の後、最終稿としてファイル治代さんにメールする。
○俳句界8月号が届く。この号では、5月号に掲載された高橋正子作品6句についての鑑賞が載った。鑑賞者は、中上哲夫氏で、3句を紹介いただいた。
総合誌では、句を発表できるものの、十指に入る俳人意外は、発表後の句評などは皆無に近い。この点「俳句界」は誠意があって、創作の本筋を行っている。創作においては、発表したものへのコメントは、作者にとっても、読者にとっても必要なことであると思われる。
菖蒲束ざんぶと投げて湯が青む
(一句目。菖蒲の香りではなく「湯が青む」と言ったところが新鮮。)
葉桜の蔭は家居のごと安し
(二句目。そうなのか。一度葉桜の蔭にじっとすわってみたくなる句。)
ただ一人来て木苺の熟れており
(3句目。昔、渓流釣りに行って、木苺の藪に遭遇し、魚を釣らず、リュックいっぱい木苺をつんで帰ったことがあった。熟した木苺はひときわ人を興奮させるものがあるようだ。ただ、この句の場合は孤独の象徴になっていると思う。)
※中上哲夫氏は、たぶん、1939年生まれの詩人。花冠会員の方は掲載句を別の読み方をされるかもしれない。
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◇生活する花たち「朝顔」(横浜日吉本町)
コメント
お礼
正子先生、今日の俳句に「白百合」の句を取り上げていただきありがとうございました。
★梅雨明けの海の真上を渡りきる 正子
梅雨明けの眩しく広やかな海上、ベイ・ブリッジならではの格別の爽快感です。梅雨を抜け出た喜び、清々しく力強い盛夏の始まりを感じます。