7月11日(日)

★蕗の灰汁つきたる指のきしみがち  正子
蕗の灰汁は指先や爪の中まで黒く染み付いて、匂いも中々取れません。気になってその指先を何度も擦ったり、他のお料理をする中で何となくきしむ様な感覚を覚えます。お忙しい中で台所での生活感溢れる御句と思います。(佃 康水)

○今日の俳句
大青田山裾までの拡がりに/佃 康水
山裾まで広がる「大青田」に、目も心も涼しくさわやかになる。(高橋正子)

○俳句
李熟れて落ちし無残を見て通る
蓮の花散しばかりが舟のごと
雨粒をぱらぱら受けし蓮の花

○参議院議員選挙。
 

◇生活する花たち「ハンゲショウ」(横浜日吉本町)


コメント

  1. 佃 康水
    2010年7月6日 8:39

    御礼
    高橋信之先生 正子先生
    「大青田」の句を「今日の俳句」にお採り上げ頂き誠に有り難うございます。、米所広島北部のお寺を訪問した時の壮大な風景を表したく詠みました。添削により一層広々とした爽やかな大青田が見えて来て大変嬉しく思います。今後の励みとさせて頂いております。

  2. 佃 康水
    2010年7月9日 19:44

    コメント
    蕗の灰汁つきたる指のきしみがち  正子

    蕗の灰汁は指先や爪の中まで黒く染み付いて、匂いも中々取れません。気になってその指先を何度も擦ったり、他のお料理をする中で何となくきしむ様な感覚を覚えます。お忙しい中で台所での生活感溢れる御句と思います。

  3. 高橋正子
    2010年7月11日 14:29

    お礼/康水さんへ
    蕗の句にコメントをありがとうございます。蕗はゆでて皮を剥くとよいのですが、ときに、いきなり川を剥くときがあります。そんなときは、指がきしきしします。指が汚れるのは別として、それも蕗らしいと思います。