7月11日(土)


曇りときどき小雨。

●午前、整体院へ。待合の本棚になぜか『ノルウェーの森』(上・下)がある。取り出して読む。わが家にもあるが、村上春樹は読み進みつれて退屈なので、途中で止める状態だが、暇つぶしに読む。主人公がフィッジェラルドの『グレート・ギャッツビー』を絶賛している。この『グレート・ギャッツビー』は、読んだことがないが、こちらを読みたくなった。私が学生のころ、フィッジェラルドは教授の口からも、学生仲間の口からもきいたことがなかった。ところが、今、たまたま手にする本に、フィッジェラルドがよく出てくる。中には、20世紀最高の文学とまでいう批評に会う。

●午後、お中元の手配のついでに本屋へ。本屋のカウンターで女性店員に『グレート・ギャッツビー』を検索してくださいというと、傍の50代くらいの男性店員がだまって書棚の方へ急いだ。そして、新潮社の『グレート・ギャッツビー』をあっという間にもって来てくれた。すぐさま「ありがとうございます」と言って手に持った。すぐ持って来られた不思議と、あまりにもあっけない瞬間に、しばらく本屋をうろついた。『菜根譚』(角川ソフィア)と『俳句のための基礎用語事典』(角川ソフィア)を入れて3冊を買った。後で考えれば、『菜根譚』と『俳句のための・・』は買わなくてよかった。ま、いいか。


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