6月9日(水)

明け易し山の水栓使いしあと  正子
山のホテルか山小屋の朝の情景を想像致します。目的地に向かうため相当早く準備に取り掛かったつもりで有るが、早や他の登山者の多くは準備を終えられている。殊のほか山の朝は「明け易し」と実感されている情景が浮かび、登山者の心意気を感じます。(佃 康水)

卯の花の散りこぼるるも葉の上に  正子

○今日の俳句
色も香も空も青くて梅漬ける/佃 康水
梅を漬けるのは、梅雨に入ってからであるが、この日は、よく晴れて空も青く、梅の実も青々と、香りまでも青い。さまざまな青の色の中にいる、すっきりと爽やかな気持ちが迷いなく詠まれた。(高橋正子)

◇生活する花たち「卯の花」(横浜日吉本町)


コメント

  1. 佃 康水
    2010年6月5日 20:51

    御礼
    高橋正子先生
    6月9日の今日の俳句にお取り上げ頂きまして誠に有り難うございます。「俳句日記」を拝見させて頂き今吃驚した所です。心より感謝申上げます。実は梅の時期になり、この句を「花冠プログ句会」に投句し沢山の皆さんに選を頂いた事を思い出していました。あれから早や1年経ちましたが、お陰さまで日々お育て頂いております事大変嬉しくこれからも一層精進して参
    る所存でございますので何とぞ宜しくお願い申上げます。

  2. 佃 康水
    2010年6月8日 9:39

    コメント
    明け易し山の水栓使いしあと/正子
    山のホテルか山小屋の朝の情景を想像致します。目的地に向かうため相当早く準備に取り掛かったつもりで有るが、早や他の登山者の多くは準備を終えられている。殊のほか山の朝は「明け易し」と実感されている情景が浮かび、登山者の心意気を感じます。

  3. 高橋正子
    2010年6月9日 11:05

    お礼/康水さんへ
    明け易しの句に、コメントをありがとうございました。いただいたコメントに、句がふくらみました。そのときのことを、改めて思い出しました。