晴れ、夕方曇り
あめんぼう水速ければ流れけり 正子
●きのうに続いて晴れて、暑いくらいだった。クリーニングに出す予定だったカーディガンを2枚洗濯。プリンターの置き場所を変えた。プリンターはWiFiで動くようになっているので、WiFiの電波が届くところでないといけない。直線では500m届くとしても家の中ではそうはいかない。パソコンとも連動させないといけないし、と。
●今夕、また蛍を見に行った。おとといの作った俳句のひとつが出来ているようで、出来上がっていないのだ。行けば必ず違ったことがあるし、得るものもある。蛍は7時半ごろがピークの感じだったので、おとといより30分遅く家を出た。四季の森公園に着いたときは7時半を回っていたが、公園全体が明るい。おとといは径も森も暗かったので、足元にずいぶん用心しながら歩いた。この明るさは、どうしたのだろうという疑問が頭を離れなかった。おとといの月齢は8でそれほど霞んでいなかった。今日の月齢は10でほとんど月は見えない。日没はおとといは18時53分、今日は18時54分。日没は1分違いにすぎない。今夜は径が白く見えて、木々のみどりや葦原の色がわかる。履いている靴の色までわかる。蛍はおとといの方が少し多かった気がする。湿気もあって、いかにも蛍が出そうな空気感だった。昨日も、今日も晴れていたので、蛍にはよい条件ではなかったかもしれない。
今夜は風があり、草に居る蛍をよく見た。草の葉の裏で光っている一匹を見つけたので、草の葉を手で包むと手の中に入ってきた。しばらく手に包んで光らせて楽しんだ。手を開くと、何事もなかったように葦原の傍の高い梢に飛んでいった。月はほどんど見えないのに、葦原は明るい。
きょうも家族連れが蛍を見に来ていた。英語で話している声も聞こえた。帰りはゆっくり歩いた。傍目には「とぼとぼ」歩いているように見えたかもしれないが、道のわきの櫟や辛夷や柳の枝の先が街灯に浮かび、風にそよいで気持ちがよかったのだ。夜の道々を味わいながら歩いた。こんなにいい道はない。帰宅は9時半になった。
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