6月5日(水)

★緑陰に水湧きこぼる音尽きず   正子

○今日の俳句
青芒ひかり合いつつ野を充たす/小川和子
野一面の青芒を「ひかり合いつつ」「野を充たす」と、動きをもって、いきいきと詠んだ。積極的な視線がいい。(高橋正子)

○昼咲月見草

[昼咲月見草/横浜日吉本町]

★眠られず眠たし昼咲き月見草/佳世子★

ヒルザキツキミソウ(昼咲月見草、学名:Oenothera speciosa)は、アカバナ科マツヨイグサ属の多年生植物。観賞用として栽培されている。草丈は30-60cmくらい。葉は披針形で互生する。5-7月頃に、4-5cmくらいの大きさの、白または薄いピンク色の花を付ける。花弁の数は4枚で、8本の雄蕊と、先端が十字型をした雌蕊がある。北米原産の帰化植物であり、観賞用として輸入・栽培されていたものが野生化している。名称の由来は、宵に咲くツキミソウと違って、昼間にも開花していることによる。

◇生活する花たち「花菖蒲・立葵・錦糸梅」(横浜・四季の森公園)


コメント

  1. 小川和子
    2013年6月2日 16:52

    お礼
    正子先生の「今日の俳句」に「青芒」の句をとり上げて頂きまして有難うございます。

    ★緑陰に水湧きこぼる音尽きず  正子
    夏の緑の木陰はそれだけで涼しげであり、加えて泉のほとりであれば尚のこと。こぼれおちる水音の清涼感に心が洗われるようです。