6月5日(日)

 鎌倉街道
★昼顔を眸に映し旅ひとり  正子
鎌倉街道のひとり旅で、路傍にみかけた淡く小さな昼顔を題材に詠まれたものと思いますが、「昼顔を眸に映し」の措辞と下五の「旅独り」の響き合いが絶妙で、穏やかな詠みの中に何とも言えない詩情が醸し出されています。(河野啓一)

○今日の俳句
街を外れて植田静かに広がれり/河野啓一
街を外れたところにまで来ると、植田が静かに広がり、街中とは別世界。そよぐ早苗、植田の水などに日本人の原風景があって、心を平らかにしてくれる。(高橋正子)

◇生活する花たち「どくだみと雪の下・芍薬・茄子の花」(横浜日吉本町)


コメント

  1. 河野啓一
    2011年6月7日 16:47

    御礼
    正子先生

    ご添削を賜り、見違えるような広がりを感じられる句に生まれ変わりましたことをまず御礼申し上げます。たいへん勉強になりました。その上今日の俳句にもおとり上げくださり、誠に有難うございました。今後ともご指導よろしくお願い申し上げます。

  2. 河野啓一
    2011年6月7日 17:18

    コメント
    ★昼顔を眸に映し旅ひとり  正子
    鎌倉街道のひとり旅で、路傍にみかけた淡く小さな昼顔を題材に詠まれたものと思いますが、「昼顔を眸に映し」の措辞と下五の「旅独り」の響き合いが絶妙で、穏やかな詠みの中に何とも言えない詩情が醸し出されています。