小雨
園児らに咲き上りたり立葵 正子
一線の白き筋あり青き萱 正子
アーカンサス梅雨に立たる花白し 正子
●朝夕2度散歩に信之先生と連れ出す。URの緑地を抜けて綱島街道のバイバスまで。道沿いに青萱、立葵、向日葵が育っている。立葵は上まで花が咲くと梅雨が終わると聞く。あと数花咲けばてっぺんまで咲くことになりそうだが、梅雨はこれから。今日も一日小雨で、気温は低い。
●アーカンサスの花がURの緑地に咲いている。ギリシャ彫刻などに残されている花だが、この名前、この前からどうしても思い出せなかった。暗がりに咲いている花が目に入り、ふっと思い出した。数学の問題でもう少しで解けそうで、解けないくすぐったさにも似ていたが、今日は小暗さが脳を働かせた気がした。
●昨日「俳壇7月号」が届いた。花冠の結社広告掲載誌。また、精選アンソロジー作家作品集に髙橋秀之さんの「巣立つ子」5句が掲載される。今回は『俳句の宙2021』への参加者。
巣立つ子が母に背きぬ三月尽 秀之
父親としては、複雑な気持ちだろう。ここに詠まれた「巣立つ子」が、生まれ、離乳食をたべはじめたときからが秀之さんの句歴となる。
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