★白ばらの空気を巻いていて崩る 正子
咲き誇っていた白ばらが、その美しさを崩してゆく姿を、とても優しく詠まれています。辺りに漂っていた気品さ、優雅さなども、白ばらの容姿とともに崩れてゆくようです。「空気を巻いていて」のことばに感銘いたしました。(藤田裕子)
○今日の俳句
ピアノ曲流れ軽やか空五月/藤田裕子
ピアノ曲が流れ、気持ちが軽く明るくなる。空は五月のうるわしさそのもの。よい季節のさわやかな気持ち。(高橋正子)
○ジャーマンアイリス(ドイツアヤメ)
[ジャーマンアイリス/横浜市都筑区ふじやとの道]
ドイツアヤメ (Iris germanica) はアヤメ科アヤメ属の植物の一種。別名のジャーマンアイリスで呼ばれることが多い。本種は、アヤメ属の植物を交雑して作出されたもので野生のものはない。1800年代の初期にドイツ、フランスで品種改良され、その後、アメリカが多数の品種を出している。花期は5 – 6月ごろである。
コメント
お礼
正子先生、「今日の俳句」に「空五月」の句をお取り上げいただきまして有難うございます。
★白ばらの空気を巻いていて崩る
咲き誇っていた白ばらが、その美しさを崩してゆく姿を、とても優しく詠まれています。辺りに漂っていた気品さ、優雅さなども、白ばらの容姿とともに崩れてゆくようです。「空気を巻いていて」のことばに感銘いたしました。