曇、ときどき晴れ。
谷戸口に樹齢いくばく栃の花 正子
●午後すぐ、用事で横浜ゲートタワーに行く。みなとみらい線の新高島下車.
このビルは去年できたばかりで3階がシェアオフィスになって、ここに用事。新高島駅の出口1をまっすぐまっすぐ上り、まっすぐ歩きビルに着く。出口を間違えれば、迷うことになる。
受付らしいものはないが、英語の看板のあるどこかの会社らしいカウンターに女性が二人。ここで聞くしかないと思い、「お尋ねしてもよろしいでしょうか。」と自分では普段言わない日本語を話してしまった。「誰べえです。」というと「うかがっております。」と言ってGUESTと書いた首から掛ける名札をくれた。ここは受付なのかもしれない。しばらくロビーで待って事務所の人と会った。
さっき、「お尋ねしますけど、」と言おうとしたのだが、ちょっと躊躇したとたん、テレビで聞く妙な日本語「お尋ねしてもよろしいでしょうか。」と言ってしまった。まるで英語のCan I ask you ,,,? の直訳のような言い回し。聞いていいかどうか尋ねて物を聞く。どうしてそこまで気を遣う、ゆきすぎ。
信之先生によく聞き返される。耳が遠いせいもあるのだが、譲らない相手に対して、こちらとしては、言い方がまずかったかと言いなおす。たびたびなので、自分の話した日本語が通じているかどうか、非常に気になる。それに、毎日のように自分の俳句を推敲していて、だれかの俳句も添削していて、だれかの言葉に深く入り込んで、それらは普段話す言葉ばかりではないから、普段話す日本語がおかしくなっているのではと、ひょっと思う。
●ゲートタワーでの用事が終わって、帰ろうとすると、帰り道を案内してくれた。「ありがとうございます。いえいえ、来た方の電車に乗りますから。」「えっ。」「港の見える丘公園に薔薇を見にいきますので。家には帰りは5時と言ってありますから。」事務所の人はにっこり。ここまで来て、薔薇を見のがすことはないので、来た方の下り電車で終点、元町中華街まで乗った。
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