5月29日(土)

浜名湖の水の五月を新幹線  正子
青い空の下、真っ白な新幹線が浜名湖の青い水の上を滑るように走り抜けるのはいかにも5月にふさわしい爽やかさです。
(上島祥子)

夜空あり虚々実々の心太   〃
朴の花わが身清めて芳しき  〃

○曇。きょうは、若葉寒の季語が相応しい。若葉というより、青葉寒の感じだった。

○俳誌協会俳句大会出句
走り梅雨黒き手帖に句を仕舞う 信之
外国人の高き鼻あり走り梅雨  信之

○全国俳誌協会の第47回定時総会に出席のため、板橋区の板橋グリーンホールへ信之先生と出かける。新加入結社として花冠が会長さんより紹介される。総会の議事終了後、全国俳句コンクールの入賞者の表彰式がある。花冠からは、宮地祐子さんが、優秀賞(実質第2位)に入られたので、私が代理で、賞状と賞金を会長の秋尾敏氏よりいただく。花冠がなおさら、注目の的になる。花冠はよく知られているという話だった。

○引き続き俳句大会に移り、私は来賓として、会長さんと並んで前に座らされる。2句投句、互選は5句。選者は10句選。選とあとは、副会長さん、私、会長さんの講評があった。ちなみに私の句の互選入賞し、図書カードの賞をいただく。信之先生は、東京広軌俳句界という結社の賞、これも図書カードをいただく。アットホームな会である。

○大会終了後は、近くの中華料理屋の場を移し懇親会。お開きは6時半ごろ。大山商店街で麩餅、若あゆ、あやめしぐれを買って帰る。

○今日の俳句
夏河を越えて御岳近く在り/上島祥子
夏河は木曾三川の一つだろう。河を越えると、そこは違った世界が展ける。御岳の青嶺も近くに見え涼しい気持ちになる。(高橋正子)


コメント

  1. 上島祥子
    2010年5月30日 9:53

    お礼
    正子先生
    「夏河を越えて御岳近く在り」を採り上げてくださり有難うございます。

    幼稚園の親子遠足で木曽川を渡って岐阜市の公園へ行きました。自宅からも御岳山は見えますが河を越えると大きく雄大に見え、子供と車窓を楽しみました。

  2. 高橋正子
    2010年6月6日 22:12

    お礼/祥子さんへ
    浜名湖の水の五月・・の句へ、コメントをありがとうございます。新幹線で浜名湖を通るときは、その水のゆたかさに驚きます。コメントいただいたとおりです。