俳句
八十八夜のポプラに雀鳴きあそぶ 正子
松山でのお住まいのポプラ、四季折々の美しい佇まいを私も楽しませていただきました。ポプラの高木の緑のそよぎ、雀の軽やかな囀り、八十八夜ならではの明るく温和な情景が快く伝わってきます。(藤田洋子)
自句自解:松山では、居間の窓から年中ポプラのそよぐのが見られた。八十八夜の頃はやわらかな緑がしずかに音を立てて、風の様子を見せてくれていた。いい天気の昼下がり、鳴き始めた雀は、いつまでたっても鳴きやまない。一人遊びをしているように、夏の近づく日差しを楽しんでいた。
○今日の俳句
子が発ちし八十八夜の月明り/藤田洋子
「八十八夜の月明かり」の美しい抒情に、旅立つ子を送り出す母の一抹の寂しさが添えて詠まれた。(高橋正子)
コメント
お礼
正子先生、今日の俳句に「八十八夜」の句を取り上げていただきありがとうございました。
「八十八夜のポプラに雀鳴きあそぶ 正子」
松山でのお住まいのポプラ、四季折々の美しい佇まいを私も楽しませていただきました。ポプラの高木の緑のそよぎ、雀の軽やかな囀り、八十八夜ならではの明るく温和な情景が快く伝わってきます。
お礼/洋子さんへ
八十八夜の句へコメントをありがとうございました。衣山の家の窓のポプラは海が見えて、いい樹でした。今年もそよいでいることでしょう。そよぎ方もまだよく覚えています。