小雨。
昼顔に風強まりぬ眺む間に 正子
●東海地方まで梅雨入り。例年より3週間早いらしい。
●5月月例ネット句会の入賞発表をする。一週間遅れ。
5月句会投句
37.ライ麦の青き穂先が空に透け/髙橋正子
鋭く細い穂先が幾本も伸びている。空の大きさに比べると穂先の一本一本は無いに等しいが、集まった穂先は一つの形を明確にしており、穂先の間から空が透けて見えるのだ。視点を異にするが、篠原梵の「葉桜の中の無数の空さわぐ」を思い浮かべた。 (吉田晃)
ライ麦が生長している元気さが感じられます。 (高橋句美子)
鋭く細い穂先が幾本も伸びている。空の大きさに比べると穂先の一本一本は無いに等しいが、集まった穂先は一つの形を明確にしており、穂先の間から空が透けて見えるのだ。視点を異にするが、篠原梵の「葉桜の中の無数の空さわぐ」を思い浮かべた。 (吉田晃)
ライ麦が生長している元気さが感じられます。 (高橋句美子)
39.しなやかに空を打ちけり栃若葉/髙橋正子
栃の木の葉は大きくて、一つの羽柄に5枚ついている。この若葉が風を受けると一枚ずつが上下に揺れる。それを空を打ちたりとしたのが上手い。 (廣田洋一)
さっぱりとした5月の空と栃若葉のしなるような動きがマッチして美しい光景が目に浮かびました。「空を打つ」と言う表現で力強さも伝わってきます。 (西村友宏)
吹き荒るる風に白薔薇はげしき花 正子
●句美子が昨日アンソロジーの原稿一式を送ったと連絡。こちらこれで、一段落。一か月間風邪を引いたり、PCR検査を受けたり、いろいろあった。大変な一か月だった。
●花冠40周年の原稿を始めなければいけない。今日は万時休すとしたいが、自由な投句箱の秀句とそのコメントをする。5月6日~10日は明日に残す。
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