小雨のち晴れ。
青葉闇銀河系が閉じてくる 正子
新茶淹れ椅子が一番いいところ 正子
矢車菊の青見ていれば心澄む 正子
松葉菊雲湧くところはるけくて 正子
●五月ながら、水無月の写真を見て、食べたくなった。水無月のあの三角の形は、氷室の氷を砕いた形。その形、にくいではないか。横浜のそごうでは、水無月はたった一日だけ、6月30日に売られる。
●5丁の畑に矢車菊が一株咲いていた。矢車菊の青はすごく好きな色だ。この青は、帝国のブルーと言われる青。ドイツ議会の座席の色がグレーとほぼ決まったとき、国民の反対があって、いわゆる「帝国のブルー」になったと聞いた。
矢車菊がドイツの国家となった言われがある。ナポレオンに侵略された際、プロイセン公国王妃ルイーゼは子供達と麦畑に身を隠し 王妃は子らの慰めにとこの花を集め花冠を作った。 王子の一人が初代皇帝ウィルヘルム一世となり、矢車菊を皇帝の紋章にした。このことから皇帝の花とも呼ばれているとのこと。ドイツ人は青紫が好きなようだ。ずっと前、家族でドイツに行ったとき、娘にせがまれてキティちゃんのグッズと買ったが、日本のと少し色が違って、ピンクが淡く紫がかっていた。ドイツのキティちゃんなのだ。矢車菊を見るといつもこんなことを思い出す。
●N響定期演奏会をテレビで聞く。オールショスタコービッチ。ショスタコービッチはちょっと引けていたが、今日聞くと、楽しい曲がある。1975年亡くなっているから、スターリンの時代の人とは言え、一緒に生きていた時代もあったのだ。指揮者は、1980年生まれのラファエル・パレーヤ。
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