5月16日(水)

 横浜動物園
★真鶴に夏来し水辺用意され   正子
海岸とか湿地帯にいるという鶴ですが、夏の動物園の真鶴にも水辺が用意されたのでしょう。水辺に佇つ鶴の気品ある姿が思われます。(黒谷光子)

○今日の俳句
抜きんでて空わがものに今年竹/黒谷光子
竹の生長は驚くほど。一夜にして空に抜きん出て、若緑の葉を空にそよがす。空をわがもとして。(高橋正子)

○蜜柑の花

[蜜柑の花/横浜日吉本町]

★全山に蜜柑花つけ通過駅/斎藤おさむ
★花蜜柑匂ふよ沖の船あかり/武田孝子
★花蜜柑の匂い池への斜面を流れ/高橋信之

蜜柑の花の匂う季節となった。蜜柑の匂いは、やはり蜜柑どころが圧巻。蜜柑生産量日本一を愛媛が誇っているかどうか知らないが、愛媛に住んだころは、蜜柑畑の蜜柑の花の匂いに一日中包まれて暮らした。買い物に通る道も、子どもたちの通学路も蜜柑の花の匂いが漂う。家に居ても窓を開けていれば、蜜柑の花の匂いが流れてくる。夜、眠るころになるとさらに高く匂う。その匂いを惜しんで窓を閉めた。
「みかんの花咲く丘」の歌詞は、私にはまるで瀬戸内海の風景として見えるが、実際は静岡県ということだ。

みかんの花咲く丘
【作詞】加藤 省吾
【作曲】海沼 実

1.みかんの花が 咲いている
  思い出の道 丘の道
  はるかに見える 青い海
  お船がとおく かすんでる

2.黒い煙を はきながら
  お船はどこへ 行くのでしょう
  波に揺られて 島のかげ
  汽笛がぼうと 鳴りました

3.何時か来た丘 母さんと
  一緒に眺めた あの島よ
  今日もひとりで 見ていると
  やさしい母さん 思われる

◇生活する花たち「ネーブルの花・八朔の花・すだちの花」(横浜日吉本町)


コメント

  1. 黒谷光子
    2012年5月19日 21:08

    お礼
    正子先生、「抜きんでて空わがものに今年竹」の句を16日の今日の俳句にお選びいただきまして、有難うございます。うれしく読ませていただきました。

    (コメント)真鶴に夏来し水辺用意され
    海岸とか湿地帯にいるという鶴ですが、夏の動物園の真鶴にも水辺が用意されたのでしょう。水辺に佇つ鶴の気品ある姿が思われます。

                                                                                                                                                                                              9