5月11日(水)

★ビルの窓全てで五月の空なせり  正子
立ち並ぶ四角いビルの窓全てが五月晴れの青い空、白い雲をそのまま映し出している。もう一つの五月の空が出現し清々しい感動がそこに生まれたのである。(佃 康水)

○今日の俳句
 広島縮景園
茶摘女や手にさ緑の陽を返す/佃 康水
薫風の季節を迎え、茶摘みが始まる。茶葉を摘む女性のしなやかな手元から、きらきらと陽光がこぼれるように、茶葉が光る。「さ緑の陽」といい、季節の麗しさが詠まれた。(高橋正子)

◇生活する花たち「もっこうばら・花水木・花水木」(横浜日吉本町)


コメント

  1. 佃 康水
    2011年5月10日 15:43

    御礼・投句
    (御礼)
    5月11の「俳句日記」に「茶摘み」の句を御取り上げ頂きまして誠に有り難うございます。今年も茶摘の行事が有り、日本の伝統ある行事は大切にしたいものと見に参りました。
    (俳句鑑賞)
    ★ビルの窓全てで五月の空なせり  正子
    立ち並ぶ四角いビルの窓全てが五月晴れの青い空、白い雲をそのまま映し出している。もう一つの五月の空が出現し清々しい感動がそこに生まれたのである。