★多摩川の奥へと桜咲き連らぬ 正子
○今日の俳句
切り出され杉は春野に積み上がる/安藤智久
伐採された杉の木は深い山を出て、今度は、明るい光の溢れる春の野に積まれる。まだまだ杉の香りも紛々として、春野に積まれることに、あらたな喜びを得たようである。(高橋正子)
○苺の花
★夕風にしきわらみだれ花いちご/久保よりえ
★花の芯すでに苺のかたちなす/飴山 実
バラ科の多年草で、オランダ苺・草苺・蛇苺などの総称。晩春から夏にかけて5、8弁の黄色や白色の小さな花をつける。現在、もっともよく知られているのは、栽培種として明治以降急速に広まったオランダ苺で、春数個の白色5弁の花をつける。
今、ベランダには、苺の花がつぎつぎに咲くので、苺の実を生らさんと、毎朝耳かきについている「ぼんてん」で、花の芯を刷いている。どの花が今朝開いたわからなくなるので、新しいような花は皆刷いておく。けっこう忙しい。今ある苺は、最初買ってきたの苗からいうと、ランナーから根付いた孫株がほとんど。3年以上の株はよく生らないらしい。
★花苺あしたの風のうすみどり/高橋正子
★貝殻のように散りたる花苺/高橋正子
★花いちご夕月かかるころ見えず/高橋正子
コメント
お礼
今日の俳句に私の句を取り上げてくださりありがとうございます。