曇り
●金蔵寺の桜は満開のようだが、いつものように明るさが足りない。やたら幹や枝が黒く目立つ。覆いかぶさるように花を咲かせるのが、いつもなのに、それほどでもない。5丁目の丘の公園の桜は三分から五分咲き。
●句美子の子ども俳句を、A5の横書きの本の体裁にして印刷してみた。A5では、小さいので、大きさは変えなければいけない。画が欲しい。最低でもイラストは欲しい。
それよりも翻訳。大体13シラブルを中心に訳している。5-7-5の運ぶ日本語の音の重さが、英語なら13~14シラブルになると私は計算している。これを機械で計測したいのだが、音響研究所とかでないと機械がないのだろう。
第1にシラブルをどうするか。第2にこれまで英語俳句ではシラブルの関係で冠詞やbe動詞を省略してきている。be動詞は理に適うが、冠詞の省略は、ニュアンスが違ってくるので問題。第3に行数。これらは、英語俳句の基本の問題なので、成功例を作るしかないだろう。
●『コレラの時代の愛』(ガルシア=マルケス)を昨日と今日でベートーベンを聞きながら読んだ。500ページだが、長編の感じが全然しなかった。たまたま「皇帝」と、田園と、7番とパソコンで流していたので、そのまま聞きながら読んだだけなのだが、この本にピッタリの音楽。感想は書くには、精神が疲れすぎている。ベートーベンのような本と言っておく。、
『コレラ』を『コロナ』と置き換えて、世紀末の時代を今に置き替えても成り立つ。電信技術、タイプライラ―がめずらしい時代。電信技術はITに、タイプライターはキーボードにちょうど平行移動している感じだ。変わらないのは「愛は愛である」こと。
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