4月24日(水)

小雨
若葉してみな雨の木となっており   正子
若葉して広場がらんと空をみせ   正子
雨の朴白き蕾を一花のみ      正子

●夕方、「俳壇年鑑2024年版」が届いた。俳壇5月号増刊号となっている。
「全国実力作家350人の秀句」と「諸家自選2200句」の二本立て。花冠からは、「諸家自選2200句」に、川名ますみさん、多田有花さん、髙橋句美子さん、
髙橋正子、髙橋秀之さん、柳原美知子さんの句が掲載される。
祝恵子さん、桑本栄太郎さん、藤田洋子さんについては、出句したかどうか不明。

●一日雨で少し寒い。小雨のなか、傘をさして階段(60段ほどと思っていた階段は、今日数えると百段ほどあった)を上り、日吉の丘公園へ。20メートルをこえる新緑の木々に雨が降っている。「レインツリー」「雨の木」と呼びたい木々。森の縁の笹を刈ったあたりに金蘭が10株以上咲いている。まさかという思いが、これまた、まさか妖精がいるのではないかという思いに。これは夕べ読んだ『アーサー王と聖杯の物語』が頭に頑なに残っている証拠。

金蘭はかつては、ごく普通に里山にあったという。金蘭と銀蘭がある里山は良い里山とのこと。四季の森公園には銀蘭、金蘭がある。日吉の丘公園には金蘭だけ。よい里山にはもう一歩。

帰り、おととい下りてみようかと思った階段がある。どこに通じているかわからないが、降りた。途中、朴の花の白い蕾をひとつ見つけた。木々が覆う、幅が1メートルもない階段は、下りていても心細い。奥まっているところに自然食レストランがあった。蕗やシャガで斜面が覆われている。レストランは開店しているのか、いないのか。途中の家は丘の地形を工夫して、面白い暮らし方をしている。下りて来た道は赤門坂の大きなマンションの横に通じていた。

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