4月21日(水)

俳句
春月の光りにも触る午前二時  正子
ふと目覚めると午前二時、あまりにも美しい春月が手の届きそうに高階の窓に映っています。思わずその光りに触れるかのように少し窓をあけて仰ぎ見ます。女性ならではの感覚の美しい句ですね。(柳原美知子)

○今日の俳句
鶯の声に澄みゆく引き潮よ/柳原美知子
静かに引いてゆく潮が、鶯の声によって、ますます澄む。のどけく、透明感のある鶯の鳴き音と、瀬戸の引き潮が相呼応して、澄明な世界が詠まれた。(高橋正子)

○現代俳句一日一句鑑賞
http://blog.goo.ne.jp/kakan109/

●アクセスランキング入り
2010.04.20(火):10000 位(1398541ブログ中)、592(閲覧数)、162(訪問者数)

◇生活する花たち「ツツジ・黄花ジャスミン・キンレンカ」(横浜日吉本町)


コメント

  1. 柳原美知子
    2010年4月20日 0:35

    好きな句、お礼
    好きな句
    春月の光りにも触る午前二時/正子
    ふと目覚めると午前二時、あまりにも美しい春月が手の届きそうに高階の窓に映っています。
    思わずその光りに触れるかのように少し窓をあけて仰ぎ見ます。女性ならではの感覚の美しい
    句ですね。

    お礼
    「鶯」の句を今日の俳句にお選び頂き、素敵な
    ご句評も頂き、ありがとうございました。

  2. 高橋正子
    2010年4月22日 23:27

    お礼/美知子さんへ
    春月の句へコメントをありがとうございました。松山の住まいでの句で、今では、思い出深い春の月です。