曇りのち晴れ
まっすぐな家路の空の春満月 正子
春満月風の冷たさなおもあり 正子
みどり児の手に残りたる苺の香 正子
●『詩を読む人のために』の伊良子清白のただ一つの詩集『孔雀船』からの詩、「漂白」を読む。白秋の次に清白を採り上げて、構成としては一呼吸入れられている。「わびさびしら」が感じられる詩と三好は言っているが、これも象徴詩のひとつだけれど、泣菫、有明、白秋の手の込んだ象徴詩に比べると素朴さにほっとするようなところがある。
学校教育で、白秋はことによく習ったが、イメージがはっきりして、わかりやすいので、教えやすいというりゆうからだろうが、今になって、学校教育に騙されていた気がした。ノーベル賞の受賞者が、教科書には嘘が多いということを、時に言っているが、本当に国語の教科書に関してはそうだ。教科書を金科玉条のように言われていた学校時代を思い出す。
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