晴れ
志一書に込めしか梅開く 正子
ミモザの黄肩に触れんと枝垂れたり 正子
雛の日世に遠かりき玻璃の内 正子
●奥の細道むすびの地記念館から毎月俳句『共鳴』が送られてくる。2月号に
拙句も掲載された。共鳴句の選は、記念館の高木佐知子氏。送付の2月号から私はさらに好きな句を選んでいる。自分の句が少しでも客観的に見れればいいと思ってのこと。
青銀杏雨の落とせる一顆なり 髙橋正子
冬座敷墨伸びやかな碧の軸 栗田やすし
冬たんぽぽひとりに日向ありにけり 雨宮きぬよ
探梅やときをり雲の行方見て 片山由美子
荒星の夜は砂丘の砂動く 白岩敏秀
母がゐる冬菜畑の日溜まりに 名村早智子
注連飾るふたたび母と暮らす家 高橋千草
●現代俳句3月号に「芭蕉、湖水の波に 漂」高野公一氏の文が掲載される。面白く読む。
●五島高資氏へ『芭蕉百句』のお礼を信之先生宛なので急かして書いてもらい、投函。『芭蕉百五十句』(安東次男著)をずいぶん前文春文庫で買ったと思うが、見つからない。『芭蕉百句』を契機に、今増産されている俳句に問題ありと公然と言う人が増えてきそうな予感がする。
●クラフティを初めて作る。ほんとうはさくらんぼらしいが、ブルーベリーで。クレープの材料にフルーツを入れて焼いたようなもの。
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